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400.SBB Re620+420 貨物 ジョルニコアーチ橋築堤
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2016.08.16 Gotthard Bahn Faido−Biasca NikonD5 AFNikkor50oF1.4 ISO200
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3段ループ下段は、昼近くなるとサイドの光線が薄くなってくる。11時台のIRまで撮影してひとまず切り上げ、K氏
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御推奨のアーチ橋が見える築堤に移動することにした。車でわずか数分、ループ線をなぞるように旧坂をクネクネ
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登るとすぐに件のポイントである。
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早速3人並んで三脚を立てる。堂々たる標準軌の複線電化で人目を憚ることなく電柱直下のカブリつき。すっか
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りクレーム社会と化したどこかの国ではもはや絶対できない撮り方であろう。山陽本線の河内−本郷を思わせる
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ゆったりとした線形の向こうには、地味ながらも7連アーチのコンクリ橋がチラリ。そしてバックにはアイロロ付近の
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ゴッタルド山塊の一部が聳え立つ。全てを入れ込んで、D5は標準、D800は35oで構図を決めた。
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しばらくすると、みん☆みん氏が美味しい情報をキャッチ。ヴァッセン撮影組のTwitterによると、次の貨物の先頭
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はスイス国鉄唯一の原形丸ライトかつ原色ダークグリーンのRe620が重連の先頭に立っているという。ちなみに、
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ゴッタルド線では、貨物に関しては本務機となるD級のRe420に補機としてF級のRe620が付き、重連で運用を組
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むことになっている。例えるなら、かつての板谷におけるED78とEF71のような関係である。これで先頭が原形原
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色ガマとは、美味しい、美味し過ぎる!
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やがて、カーブの先にライトが見えた。背後の山に斑の影をとしていた雲は折よく割れて、画面全体にきれいに
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光が降り注ぐ。情報通り、濃緑の機関車が先頭である。更新角ライトを見慣れた目には新鮮に映る愛嬌ある顔つ
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きとその色から“カメムシ”を彷彿とさせる11663号機を、目一杯の連写で迎え撃った。
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