撮影日記−新作公開−




















































NO. 392
DATE 08.31
392.DD16+旧客「旧型客車八ヶ岳号」返却回送 小淵沢カーブ 
2016.07.31 小海線 小淵沢−甲斐小泉 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP50(+1)
  「それ、早く言ってよ〜」 は名刺管理サービスのCMだけのセリフではない。JRの夏臨のプレスリリースは、大抵
 夏の仕事の予定が組まれた後のこと。 夏期講習も学校説明会の参加日程も全部決まってからオイシイ列車を見
 せびらかされたって、全ては後の祭りである。今年も土曜含めて6連発で講習を組んでから、7月30日わずか1日
 こっきりの「旧型客車八ヶ岳号」の運転を知らされた。「それさぁ、早く言ってよ〜…」
  当日は「どうせ変てこな看板付きだろ」と心の中でうそぶきながら、悔しいそぶりはおくびにも出さず懸命に仕事。
 だが、その晩帰って画像を検索すると、何と返しの2エンド方は看板なしの大サービス。 しかも17時過ぎの斜光線
 が実に渋い!これは参った。しかし待てよ、小海のイベントは翌朝返却回送が所定ではなかったか?よし、明日の
 日曜はカレンダー通りに休みになる。返回だけでも仕留めてやろうではないか!
  深夜に定番大カーブに乗り込むと、上空には無数の星々に天の川。やがて東の空が白んできた。築堤の背後に
 は、鋭く尖る甲斐駒ケ岳がクッキリ!本運転を超えるここまでの好条件だと、普通の編成撮りでは勿体ない。 敢え
 て後追いで狙うべし!7時少し前、レールを軋ませながらチビロク牽引の旧客がゆっくりと登場。その姿をじっくりと
 目に焼き付けてシャッターを切る。“高原の汽車”は、甲高いホイッスルを響かせて名舞台を走り抜けていった。





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