撮影日記−新作公開−




















































NO. 385
DATE 06.24
385.485系「春の会津ふるさと号」 中山宿俯瞰
2016.05.08 磐越西線 中山宿−磐梯熱海 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1)
  馬牛沼の俯瞰の後は、現地で偶然遭遇した卒業生のI君も同乗して磐越西線に転戦。国見から磐梯熱海まで一
 気に高速でワープしたお陰で、列車通過の1時間ほど前には俯瞰の入口に着くことができた。いつもの登山道をて
 くてく進み、30分ほどで登頂。定番の鉄塔脇にはすでに多くの先客が集まっていた。
  一昨年の紅葉シーズンほどではないもののなかなかの密集ぶりで、ポジション取りに苦戦を強いられる。165oヨ
 コ、三角山のピークを配する好みの構図を得るには、電線をカットできる下段後方がベストなのだが、今日はどう足
 掻いても無理。まぁ、道路にトラックがシンクロしたとはいえ、一応ヨコ構図は昨年押さえたからいいかと割り切って
 ペンタ300タテ構図でライムグリーンの新緑を強調することにした。




















































NO. 385
DATE 06.24
 
  と、そこへ、ここでも現れた乗り遅れ組。斎藤環の精神分析的に言う“ヤンキー”風な、小泉政権の郵政選挙戦略
 的に言うと“B層”的なワカモノが、立ち位置がないからとジャングルジムに取り付いた。ご本人たちはドヤ顔で粋が
 るが、そんなもの傍から見れば修羅場をくぐった経験もロクにないガ●の蛮勇以外の何ものでもない。昨今のマス
 コミを中心とした撮り鉄叩きと、コンプライアンスという名のマナーファシズムには閉口するが、デジ普及後に幅を利
 かせるようになった職人技無きお手軽鉄のイタい所業にも、暗澹たる気持ちにならざるを得ないのであった。
  強風吹き付ける稜線で待つこと小1時間、10時半ジャストに、軽やかなジョイント音を響かせながらアングルに主
 役が現れる。圧倒的ボリュームの新緑を背に、最後の特急色485系を切り取った。
  この後は、返しを川桁の磐梯山バックで撮ってミッション終了。6月のラストランは仕事で行けないため、これが最
 後のA1A2編成、そして最後の特急色ヨンパーゴの撮影となった。確かに、3000番台でよければ485系という形式
 自体はまだ存続する。189系でよければクリーム4号と赤2号の国鉄特急色は残存する。しかし、正統派特急として
 の、我が青春の憧れだった485系はこれで見納めとなった。日本国有鉄道の1ページにその名を刻んだ名車は、今
 日を最後に私のアルバムから永遠に姿を消すことになったのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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