撮影日記−新作公開−




















































NO. 37
DATE 11.30
37.169系「急行妙高号」 古間のオーバークロス
2008.11.01 信越本線 古間−黒姫 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP(+1)
  ついこの間まで各地に当たり前に走っていた湘南色の急行形電車も、過去の思い出となってはや数年。中央西
 線や紀勢西部のローカル運用、東海道筋の臨時列車で彼らの勇姿を切り取った日々が、振り返ってみると懐かし
 い。そんな湘南色の急行形が、この秋しなの鉄道で甦った。同社の169系が国鉄色にカムバックし、来3月まで各
 種イベントで活躍するというのである。早速、スケジュールの合間を縫って出撃の機会を窺うことにした。
  この日は眉唾的天気予報に只見の「ぐるり」を諦め、朝方TDL臨の583系を冷やかしにお散歩。が、あ、あまりに
 晴れ過ぎているぢゃねぇか!うむむ、このまま黙っているわけにはいかぬ。今から出撃して間に合うところは…。
 ●ヤ情誌を繰ってはじき出した答えが、信越線の国鉄色169「急行妙高」であった。すぐに高速に乗れば、多少渋
 滞に巻き込まれても返しの古間−黒姫くらいは何とか撮れるだろう。いざスクランブル発進!!!
  撮影地に着いたのが本番僅か20分前。露出はMAXあるものの、黒姫山は低い雲の中に完全にお隠れあそばし
 ていた。何ぃ〜!当初の脳内Xアングルは脆くも崩壊である。が、よく見れば半逆光に輝く2条のレールと線路際
 のススキがいい感じ。発想を変えてペンタ400でギラリのアップを狙おう。間もなく、聞き覚えのある主電動機の音が
 耳に届く。晩秋の斜光に照らされたハイコントラストな画面に、懐かしの湘南色が浮かび上がった。





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