撮影日記−新作公開−




















































NO. 344
DATE 07.21
344.ED79「北斗星」 渡島当別S字の丘
2015.05.24 津軽海峡線 渡島当別−釜谷 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100
  いよいよ道南ブルトレも最終章。昨年から折を見ては渡道していたが、未だ極めきれていない場所も少なくない。
 その一つが海峡線北海道側のハイライト、渡島当別のSカーブだった。この時期は休前日の夜の千歳行きを片っ
 端から予約して、予報が悪ければ日程変更を掛ける…という作業を繰り返す。 出撃できるのは日曜日と水曜日。
 本当なら3月改正以降時刻が繰り下がってグッと撮りやすくなった「カシオペア」を狙える水曜が第1希望だが、「北
 斗星」すら未履修の身には贅沢は敵。 まずは「斗星」運転日の日曜に晴れ予報が出たのを見て、決断を下した。
  前日土曜は早めに仕事を切り上げて職場を脱出、翌日の激勝を祈願してカツ丼を食して帰宅する。 ま、所詮か
 つ屋の¥490 カツ丼ですが。 そのままマウンテンダックスに機材を詰め込み、車で羽田に直行して千歳最終便の




















































NO. 344
DATE 07.21
 
 機上の人となった。フライト僅か1時間半で北海道に着くのはいいが、ここからがツラい。レンタを借り出し、函館の
 さらに先まで延々300q超のロングドライブ。翌朝4時、へろへろになりながら定番の丘に辿り着いた。
  初夏の北海道の朝は早い。すでに周囲は明るく、立ち位置に人がうごめいているのが見える。 車の台数から推
 測しても結構な人出のようである。 朝露にまみれながら草野原を進軍して行くと、案の定急な斜面に張り付くよう
 に三脚の林ができていた。ただ、300o標準の長玉ポイントなので、合間を抜くようにどうにか立ち位置を確保。あ
 とは列車の通過を待つばかりである。
  日の出から2時間近く経って、ようやく切り位置が影から抜けた。春霞のせいか、PM2.5のせいか、ちょっと靄っ
 た空気に光線は多少でフューズされてはいるものの、アップ撮りなら露出は十分。間もなく踏切が鳴った。眼下の
 線路に沿って身をくねらせながら、真紅の機関車を先頭にした「北斗星」がゆっくりファインダーに姿を現した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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