撮影日記−新作公開−




















































NO. 339
DATE 06.17
339.C61 20「ばんえつ物語号」試運転 慶徳峠
2015.04.29 磐越西線 喜多方−山都 NikonF5 AF-INikkor500oF4ED RVP100
  485系「あいづ」と並ぶ福島DCのもう一つの目玉が、C61の「ばん物」登板であった。昨年末の水郡線以来の非電
 化入線、しかもどこも光線が良くなかった水郡に対し、今回は返しの9233レがベッタリ順光で西日を浴びながら走っ
 てゆく。これは魅力的だ。看板なしの試運転ならもう文句なし!そう思っていたら、祝日の4月29日に1回目の試運
 転が設定されているとのこと。前回DEを撮ってから中2日、再び愛車で会津の里を目指した。
  朝の「あいづ2号」は、前回のコブシの花に味をしめて、今日も一ノ沢Sで2匹目のドジョウ狙い。だが僅か数日で
 花は散り、顔面タテ構図でヨンパーゴを迎え撃つことになった。そのまま返しの「1号」は至近の一ノ沢踏切のアウト
 カーブで磐梯山バック。日は高いもののペンタ300ピッタリ構図で特急色を頂き、いよいよC61を迎え撃つべく川吉




















































NO. 338
DATE 06.17
 
 のカーブへ移動する。 しかし…バッタリ遭遇したへっぽこ軍団長&ロマンスカー氏と三脚を並べるも、肝心の煙が
 ドスカスカ。光線はカタいしあまり期待はしていなかったが、完全な肩透かしで午前の部は終了したのだった。
  返しは確実に煙を吐く喜多方−山都間がハイライト。最も急勾配と思われる慶徳峠の松野踏切がベストだろう。
 が、昼食もそこそこに現地に入ると、踏切付近ははや三脚林立の激パニック!仕方なくアイレベルで構えるお爺の
 前に入れてもらおうとローアングルで構えると、お爺曰く「ダメだ!入る!」。まさかぁ(苦笑)。老眼で視界がオカシく
 なってるか、老化で脳ミソがおかしくなっているのではなかろうかと反論の一つもしたくなったが、冷静に考えると変
 てこ「ばん物」客車が後に付くのにこんな横がちアングルで構える方が愚かというもの。ここで戦うのは非生産的こ
 の上ない。冷静に周囲を見渡すと、さすが線路際のカブリつき位置にいつもの達人諸氏がいた。後ろからハイアン
 グルで抜かせてもらいセット完了。せっかくのすっぴんシロクイチ。ここはやっぱり500oの顔面撃ちでしょう!
  F5とデジの2台を構えて待つこと小1時間、喜多方発車の汽笛が聞こえてきた。構図よし、露出よし、動態予測
 の作動よし!間もなくブラスト音も高らかに、西日を浴びた無装飾の蒸機がファインダーに像を結ぶ。カッコイイ!
 C62が火を落としてから20年。非電化を行く大型ハドソンの勇姿に、忘れていた幻影が蘇った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





撮影日記トップへ