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の手は伸びて、10分ほど前までバリ見えだった富士山もすっぽり雲の中にお隠れあそばされてしまった。最悪の
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コンディションでLSEを見る鉄。これからの展開に一抹の不安を感じつつ、下道で伊豆半島を目指したのであった。
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熱海、網代と進んでも一向に雲は消える気配なく、早くも撤退のタイミングを計る状況に陥りかけたが、伊東まで
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来て様子が一変。普段は、冬型が強いと上越国境で分断された冷たい空気が太平洋上で再合流し、南関東がど
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ん曇りになりがちである。ところが、今日は南に進むほど空模様は安定してきた。 伊豆急線内でようやく気合がス
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イッチON!1発目は伊豆稲取止めなので、稲取以南のメジャーアングルはダメと見て、地図で見当を付けたトンネ
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ル飛び出しの顔面撃ちに狙いを定めた。実際に覗くと300oで構図がピタリ。F5とデジの2丁体制で列車を待つ。
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間もなく11時半になろうとする頃、急勾配のトンネル内を2灯のライトが駆け上がって来た。これだ!動態予測でピ
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ントはハワイアンブルーの車体にロックオン。カーブに首を傾けたところで両手のレリーズを一斉に押し込んだ。
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現像から上がったフィルムを見て思う。どっかで見たようなこの顔、京王5000系、小田急2600形〜5000形にそっく
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りではないか。製造年を調べると、いずれも1960年代の生まれ。 この全体の丸みとヘッドライト周りの処理が昭和
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30年代のテイストであるらしい。
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