撮影日記−新作公開−




















































NO. 314
DATE 12.10
314.南部縦貫鉄道キハ101 七戸バルブ
2014.11.01 南部縦貫鉄道 旧七戸駅 NikonD800 AFNikkor50oF1.4 ISO200
  中間テストに学校説明会と慌ただしかった10月末を乗り切って一段落。11月最初の週末は青森に向かった。ネタ
 は、ひょんなことから知った南部縦貫鉄道の夜間撮影会。廃止から12年経った現在でも旧七戸駅でレールバスを
 動態保存しているのは聞いていたが、具体的な日程をつかんだのは今回が初めてだった。バルブメインということ
 で全天候型で出撃を準備。当日朝5時の全国的な雨予報ニモ負ケズ、傘を片手に強行突入することにした。
  これまでは「陸続きの所フル機材にて車で行くべし」が鉄則だったが、最近は時間と労力の節約を優先して公共
 交通機関を使うことが増えた。特に今日は撮影会終了後に七戸十和田に急行すれば、最終1本前の新幹線で日
 帰りも可能になる。 というわけで、どう見ても使わない500oやバケヨンはお留守番、中望遠域も67レンズを共用
 することにし、一応サイト掲載用にバケペンとF5は携行するものの、デジ中心の腹積もりでかなり機材を絞って「は
 やて355号」の客になった。
  日中は雨のそぼ降る中、庫で眠るキハ104を撮りつつ現地で遭遇したDD149001氏やイチロー氏、関西−D.W先
 輩と鉄談義をして時間を潰す。ようやく絵になってきたのは16時半を回ってから。ブルーモーメントが試合開始の合
 図である。秋雨の夕刻は釣瓶落としどころではない速さで暗くなってゆき、間もなく周囲は夜の帳に包まれた。暗闇
 の中照明に浮かび上がるレールバスと紅葉の燃えるような赤が何とも幻想的な光景である。 しかし、手元足下の
 暗い中での67は実に扱いづらい。ピンを合わせ、構図を整え、水平を出して段階露光…とやっている間にデジな
 ら数カットをものできてしまう。人は易きに流れるもの、結局私も撮った写真のほとんどはD800によるものだった。





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