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311.C11 207「SLニセコ」 倶知安峠200kp
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2014.10.18 函館本線 小沢−倶知安 PENTAX67TTL smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1)
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海線のブルトレの後は、これまた今シーズンがラストということで盛り上がりを見せている山線の「SLニセコ号」に
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転戦。昨今のSLに付きものの看板はいただけないが、紅葉がピークを迎えた稲穂峠や倶知安峠に旧客使用の客
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車列車とくれば十分贅沢な被写体である。できることなら稲穂峠まで迎えに行きたいと、ナビの示したダートの林道
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を強気に攻めて後志に抜けた。倶知安を過ぎると時計と睨めっこ。ハンドルを握りながら、頭をフル回転させて撮影
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地候補を吟味する。と、突然目の前に黒山の人だかりが出現した。これが人気の200kpか! ここ連日満員御礼札
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止め状態と聞いていたが、今日はまだ何とか隙間を探れば入れそうな雰囲気。 何より黄色く色付いた木々が美し
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い。さらに奥地へ…という色気は捨てて、この場所に落ち着くことにした。
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猫の目天気が治まり晴れ間が広がるにつれて、木の影が気になり始めた。日の当たる部分までカマを引っ張る
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とアングルがかなり苦しい。初めはペンタ75oで構えてみたがどうにもしっくりせず周囲を吟味。と、奥のカーブに
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一瞬日が差し込むポイントを発見した。右手の紅葉もいいではないか!前列の鉄集団をハイアングルでかわし、
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ペンタ300でスタンバイOK。間もなく、山間に響く汽笛が微かに耳に届いた。レリーズを握る手に力が入る。そして
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ブラスト音を轟かせながら現れた2つ目C11の顔に秋の低い日が差し込んだ瞬間、右手の指先に力を込めた。
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