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雲は多めながら、太陽の方角と青空ゾーンを睨めっこし、晴れると踏んで斜面を登る。予想通り、三脚をセットす
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る頃には次第に晴れ間が広がってきた。一応マンダ〜ラを警戒してペンタは300oタテで、デジは狩勝のような雄
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大な感じを出そうと中望遠で構図を決める。8時45分、礼文華峠のトンネルを抜けて、カブリつき定番の直線に「北
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斗星」が現れた。まるでNゲージのような青い長大編成が、木々の合間を抜けて大カーブを描きながらファインダー
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に飛び込んで来る。切り位置は画面手前一杯。じっくり引きつけて渾身のシャッターを切った。
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ところで、同時に切ったデジ画像を見て思った。どうもヌルい。構図ではなく、描写、それも画面の隅に近い部分
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の描写が甘いのである。試しにこの後の普Dはアダプターを介してペンタ90oを付けて撮ってみた。イイ!さすが
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イメージサークルの大きい中判用レンズ、納得のキレ味である。最近、ニコン自慢の大三元ズームも実は言われ
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ているほど優れたレンズではないのではないか? という気がしてきた。俯瞰で列車が小さいときは特にそう。とい
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うわけで、このアングルをペンタ165とデジにペンタ90の組み合わせで仕留めることが次回の目標となった。
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