撮影日記−新作公開−




















































NO. 298
DATE 08.03
298.ED79「北斗星」 蟹田ストレート
2014.06.01 津軽海峡線 蟹田−瀬辺地 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100
  6月の第1週末は、私の統計データ上では晴れの特異日である。思い起こせば、田儀の海辺で日没間際の夕日
 を浴びた「くにびき」に雄叫びを上げたのも、西高岡のオーバークロスで早朝の夜行3連発をビギナーズラックで極
 めたのもこの季節。昨年は仕事で動けなかったが、身内の諸兄は「あけぼの」と五能のタラコを青空の下で堪能し
 たという。よし、今年こそはこのビッグチャンスで強敵を仕留めてやる!と連休明けから密かに狙っていたのが、目
 下7浪中の「はまなす」であった。ただ、今回もスケジュールのやりくりには苦労し、日曜は夕方から出張が入った。
 それでも、夕方からなのが不幸中の幸い♪とポジティブに捉え、土曜午後の新幹線で青森に向かうことにした。
  第一志望の蟹田の踏切顔面撃ちアングルはゴーヨンにプロ4が必須。それに加えてデジも切りたいと考えると、




















































NO. 298
DATE 08.03
 
 ハスキーにサンニッパと×1.7テレコンも外せない。さらに、万が一第二志望の中小国寄りの田んぼで撮ることにな
 ればペンタ165oも持参しなければならない。何とも大荷物だが、往復1400km自走するのに比べたら、これくらいの
 我慢はどうということはない。東京駅まで行ってしまえば、後は本でも読みながら3時間半の優雅な旅である。
  19時37分に新青森に着き、レンタを借り出す。明日の勝負に向けて腹ごしらえをし、前哨戦として下り「はまなす」
 青森バルブと洒落込む。しかし、カマ側のホーム端は立ち入り禁止、客車側もフェンスが張られて立ち位置がなく、
 はや鉄除け厳戒体制の準備が整っているような雰囲気であった。さすがに如何ともしがたく、編成撮りは諦めてス
 ナップを押さえながら客車急行の発車を見送る。さぁ、この後はいよいよ撮影地蟹田に向けて出発。海沿いの旧道
 を北上し、撮影地の踏切には23時過ぎに到着した。天を仰げば満天の星。天気上々で西風強し、これはイケる!
  翌朝、「はまなす」アングルにプロ4を置いて、まずは瀬辺地寄りの海沿いアングルに「北斗星」を攻めに行く。う
 かうかしていると新幹線工事の関連でコイツもいつ撮れなくなるかわからない。撮れるものは一網打尽にしておか
 ねばなるまい。4時半前に水平線から昇った朝日は、海峡の上に広がる薄雲に隠れながらも、初夏ならではの鋭
 い光で道床を照らし始めた。ハスキーにF5&サンニッパの組み合わせで待つことしばし、エロ光線を浴びたナック
 「北斗星」がファインダーに現れた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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