撮影日記−新作公開−




















































NO. 283
DATE 04.03
283.485系「北越6号」 塚山俯瞰
2013.01.24 信越本線 塚山−長鳥 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1)
  この時期の6号でぜひ狙ってみたかったのが塚山峠の俯瞰。 アングル豊富な信越山線区間の中でも屈指の好
 ポイントである。この雪では難儀しそうだが、午前中に会った地元の鉄ちゃんによると、冬期は斜面に踏み跡が付
 いていて直登できるという。確かに、下から見上げると九十九折のルートが山の上へと延びていた。時間はまだま
 だあるが、立ち位置が限られていることを考えると油断はしない方がいい。早々に三脚を立てに行くことにした。
  道が開拓されているとはいえ結構な急斜面。ハスキー1本の身軽な格好でも、登頂する頃にはすっかり汗だくに
 なっていた。木々の切れ間から線路がきれいに見えるのは2ヵ所だけ。バックの粟ヶ岳の収まりがいい方に三脚を
 セットする。あと2時間、列車通過の頃には程よく光線が回ってくるだろう。




















































NO. 283
DATE 04.03
 
  ところが、一旦下山して車内で読書に耽るうち、「昼過ぎから時々曇り」という新潟地方気象台の怪しい発表の通
 り徐々に空が白くなってきた。何だかなぁ…。とはいえ山頂にハスキーを放置したままというわけにもいかぬ。はる
 か向こうの晴れゾーンが広がってくることに期待して、ザックを背負って再び斜面に取りついた。
  希望的観測に基づき、ペンタ300タテで構える。きっと薄雲は消えて粟ヶ岳の稜線がクッキリと青空に抜ける…は
 ず!念ずれば通ずと言うのか、それから30分ほどで急速に空がクリアーになってきた。 光線も輝きを増し最高条
 件に。間もなく遠方のトンネルから特急色が飛び出してきた。タイフォンカバーよし!この勝負、もらった!!ファイ
 ンダーに躍り出たT18を、完璧な構図で迎え撃った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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