撮影日記−新作公開−




















































NO. 272
DATE 01.05
272.485系「あいづライナー4号」 滝ノ原カーブ
2013.11.16 磐越西線 更科(信)−磐梯町 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1)
  秋の会津路は深い霧に悩まされる。この日も落ち葉掃きクモヤを撮ってから快調に山道を飛ばし磐梯山の山容
 が見えてきた…ところまでは良かったが、磐西沿線が近づくと、突如視界は真っ白に。これには頭も予定も真っ白
 である。猪苗代湖から供給される水分がとめどなく霧となって景色を包み込む。一応「あいづライナー2号」の第一
 候補に挙げていた一ノ沢まで行ってみたが、天候回復の見込みはない。一方で、ライブカメラを見ると郡山方面は
 快晴の模様。よし、退散!結局2号は安子ヶ島の直線で、1号は中山宿の築堤見上げで撮影した。
  磐梯山麓の霧が晴れたのは昼も過ぎてから。 道の駅ばんだいに移動して車内で惰眠をむさぼっているうちに、
 急に青空が広がってきた。 ならば、4号は午後の上りが珍しく順光になる更科(信)付近、滝ノ原のカーブで狙って
 みよう。 背後にチラチラ入る高圧鉄塔が目障りではあるが、磐梯山頂の抜けていない今日の条件では光線重視
 でここしかあるまい。 バッタリ遭遇したいなばのはくと氏にベスト立ち位置と編成長をご教示いただき、ペンタ400
 をセッティング。先行列車をデジで1発ポラ撮りすれば準備は万端である。
  14時半過ぎ、山懐にモーター音を響かせながら、べったりと西日を浴びた特急色がファインダーに飛び込んでき
 た。美しい!カーブの頂点まで顔を引きつけて、一瞬のタイミングでシャッターを切って落とした。





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