撮影日記−新作公開−




















































NO. 255
DATE 08.05
255.いすみ鉄道キハ28・52 押元踏切
2013.06.08 いすみ鉄道 小谷松−大多喜 NikonF5 AF-INikkor500oF4ED RVP50(+1)
  線路が一時的に北西を向くため、午後の大原行きが唯一順光になる小谷松−大多喜間。祠アングルで有名なこ
 の踏切は、水田地帯を行く列車を様々な角度から切り取れる好ポイントである。だが、ここも極まるまで一筋縄では
 いかなかった。
  看板無しの日を狙って連休中に訪問したときのことである。せっかくだから顔面アップを狙おうとこの場所を訪れ
 た。国吉以東は曇りベース。「雲間から日が射せばラッキー」というくらいの軽い気持ちで踏切脇に三脚を立てる。
 と、地元鉄とおぼしきオッサンから物言いがついた。曰く、「線路に近いッ!」と。いや、遮断機のバーより全然外側
 ですから。すると「線路際の白い杭が見えるか」と。あれより内側はいすみ鉄道の敷地内なのであり、それより内側




















































NO. 255
DATE 08.05
 
 に相当する箇所に構えるのは断じてまかりならんッ!なのだそうで…。いやいや、それはそうかも知れないが、ここ
 は踏切なんだから公道でしょ。踏切待ちで車が停まることもあるでしょうに、それはどうするのかいな?そうすると、
 今度は問答無用とばかりに、今日の運転士は元千葉動労なのである。知っての通り千葉動労は過激なのであり、
 そんな運転士の気に障るかも知れないことをしては一切ならんのである!と。全くもって話が通じないとはこのこと
 である。まぁ仕方ない、どうせ天候回復の見込みは薄いし、ここで言い争うだけ不毛というもの。次のチャンスに出
 直そうとその場は引き下がったのであった。
  出撃機会は翌月に巡って来た。社長の粋な計らいで6月一杯は看板無しで運転するという。この日は午後から
 晴れ模様。自宅から南の空を見上げてスクランブル発進した。大多喜到着時は雲が多かった空も、見る見る晴れ
 ゾーンが広がって来た。行ける! 確信を持って踏切脇に500oを据えた。他に同業者はいない。15時23分、鋭い
 初夏の西日を浴びてピカピカのニッパがファインダーに現れた。ドヤッ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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