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決意を固めて深夜の関越・上信越道を北上した。
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親不知付近で夜明けを迎える。右手には徐々に明るくなる空の下、深い色の水平線がクッキリと横たわる。雨上
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がりのクリアーな空気が期待できそうだ。そして、富山県下は見事なまでのドバリ晴れ。8時ちょっと前、地鉄立山線
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のハイライト千垣の鉄橋に三脚を立てた。間もなく先輩コンビも到着し、3人並んで機材をセット。だが、巡り合わせ
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が悪いのかやたら黄色に緑の新塗装ばかりがやって来る。狙いの旧塗装が登場したのは、構えてから1時間以上
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も後のことだった。このアングルだけではない。日中もことごとく黄色電車にやられて半ば敗北感を味わいながら、
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夕刻、「トワイライト」と「北越」狙いで黒部に転戦した。
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黒部付近は下り列車に対して線路が北北西を向く。 日の長い季節限定ではあるが、夕方の新潟方面行きが唯
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一順光になるポイントである。 しかもバックには立山連峰の稜線がチラリ。 ピンポイントの立ち位置に3人で密集
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陣形を張る。16時55分通過の「トワイ」を撮り、次はいよいよ本命の「北越7号」。 T18独特の4灯ライトが渋い光線
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に浮かび上がるはずである。 17時50分、遠く黒部の駅を通過するヨンパーゴの姿が見えた。さぁ、来い!
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