撮影日記−新作公開−




















































NO. 252
DATE 07.13
252.485系「北越7号」 第一立野踏切
2013.05.12 北陸本線 黒部−生地 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED×1.4 RVP100
  この週末は富山地鉄のイベントに参加する…はずだった。ところが、週間予報ではイベント当日だけずーっと雨
 予報。 富山地方気象台はどうもこれだけは譲れないらしい。半信半疑で毎日気象サイトをチェックしていたが、い
 よいよ前日になっても鉄板の傘マーク。参加費はフイになるけれど、さすがにこれでは行っても成果なしと踏んで、
 申し訳ないが欠席とさせていただいた。しかし、皮肉なことにその翌日は晴れの御宣託。しかも「北越」にはT18が
 入るらしい。さらに、悪天候の中地鉄で奮闘した関西-D.W&さささ両先輩は次の日まで滞在しているという。行く
 か!ネタはなくとも地鉄の白とグレーの旧塗装車はなかなかポイントの高い被写体だし、新緑・水鏡の沿線はきっ
 とフォトジェニックな情景を提供してくれるだろう。それに「北越」はこのスジなら1ヵ所温めているアングルがある。




















































NO. 252
DATE 07.13
 
 決意を固めて深夜の関越・上信越道を北上した。
  親不知付近で夜明けを迎える。右手には徐々に明るくなる空の下、深い色の水平線がクッキリと横たわる。雨上
 がりのクリアーな空気が期待できそうだ。そして、富山県下は見事なまでのドバリ晴れ。8時ちょっと前、地鉄立山線
 のハイライト千垣の鉄橋に三脚を立てた。間もなく先輩コンビも到着し、3人並んで機材をセット。だが、巡り合わせ
 が悪いのかやたら黄色に緑の新塗装ばかりがやって来る。狙いの旧塗装が登場したのは、構えてから1時間以上
 も後のことだった。このアングルだけではない。日中もことごとく黄色電車にやられて半ば敗北感を味わいながら、
 夕刻、「トワイライト」と「北越」狙いで黒部に転戦した。
  黒部付近は下り列車に対して線路が北北西を向く。 日の長い季節限定ではあるが、夕方の新潟方面行きが唯
 一順光になるポイントである。 しかもバックには立山連峰の稜線がチラリ。 ピンポイントの立ち位置に3人で密集
 陣形を張る。16時55分通過の「トワイ」を撮り、次はいよいよ本命の「北越7号」。 T18独特の4灯ライトが渋い光線
 に浮かび上がるはずである。 17時50分、遠く黒部の駅を通過するヨンパーゴの姿が見えた。さぁ、来い!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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