撮影日記−新作公開−




















































NO. 25
DATE 07.05
25.名鉄7000系パノラマカー 上野間オーバークロス
2008.06.14 名古屋鉄道知多新線 上野間−富貴 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100
  昨夏復活塗装で話題を呼んだ小田急ロマンスカーと並んで、名鉄のパノラマカーは私鉄特急のエポックメイキン
 グ的存在として以前からその勇姿を捉えたいと思っていた。とはいえ、ド素人の関東人にとって、天下の名鉄は路
 線は複雑、車両の運用もサッパリわからないという難攻不落の紅き要塞。攻め落とすにはノリと勢いが必要だった。
 そこへ背中を押してくれたのが、いつものバリ鉄ファイターチバラギ氏。「掛川のS字でブルトレを押さえてから名鉄
 に行こう。行ってしまえば何とかなるさ!」という根拠なき自信と勇気で、我々は深夜の東名を西下したのであった。
  ところが、梅雨前線の前に我らの目論みはあっさり破れ、「富士・ぶさ」は曇天につき車内寝る鉄。しかも、予定通
 り名鉄を目指すも、一体何線に行ったらいいのかすらつかめない(汗)。困った挙句、●M誌上にパノラマカーのギ
 ャラリーを掲載されたW先輩にお伺いを立てて、我らは知多半島にハンドルを向けた。
  午後になってようやく日差しが強くなってきたので、16時台の弥富行きを上野間−富貴のオーバークロスで待つこ
 とにした。ダイヤ改正間近ということもあり、周囲には地元の常連と思われる鉄ちゃんが多数集結。ほとんどが中望
 遠でバックの水平線を入れて構えているようだが、雲の多い今日の空模様では海は鉛色で絵的に×である。自称
 風景的写真派の私でも迷わずサンニッパを選択し、アップ撮りの構図を決める。
  やがて、カーブの向こうから真紅を纏った主役が登場。思えばガキの頃、初めて18きっぷで遠征したときに、もの
 めずらしくてコイツを乗り回したんだっけ。15年も前の記憶を辿りながら、ひたすらF5のモードラを回し続けた。願わ
 くば、パノラマカーよ、永遠なれ!





撮影日記トップへ