撮影日記−新作公開−




















































NO. 237
DATE 03.30
237.DD51 紀勢貨物2089レ 阿田和オーバークロス
2013.02.16 紀勢本線 阿田和−紀伊井田 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100
  紀勢貨物はどうやら3連休になるとウヤが発生するらしい。先週の状況から週末運休のリスクを警戒していたが
 次の土日は心配なさそうである。カマの巡りは順当にいけば原色機。気圧配置は冬型強しで予報も上々。さぁ行く
 か!金曜22時、愛車に機材を詰め込んで一路東名を西へ下った。
  しかし、高速が延伸したとはいえ紀伊半島の南端は遠い。ナビの計算では鵜殿までおよそ600キロ。岩泉線や奥
 羽のブルトレに匹敵する距離である。休憩を挟みながらでも 10時間見ておけば余裕… と読んだが、途中浜松・刈
 谷・御在所で20分ほど仮眠した以外はひたすらアクセルを踏みっ放し。粉雪舞う鈴鹿を抜け、大内山のICを降りた
 のは6時過ぎ。さらに42号線には荷坂峠、尾鷲の峠越えが控える。すっかり日も上がった8時前、体力を使い果た




















































NO. 237
DATE 03.30
 
 し、ボロボロになって関西-D.W先輩の待つ道の駅ウミガメ公園に到着した。三十路も板についてきた(?)昨今、
 生え際や腹回りにはエイジングを感じない私も、徹夜がキツくなったのだけは間違いない。そのまま先輩の案内で
 すぐ裏手の阿田和のオーバークロスに三脚を立てた。
  週末で晴れで原色というのに、先客は1組だけだった。和気藹々とセッティング。サンニッパ縦構図でバックにチ
 ラリと熊野灘を配す。D800にもサンヨンを付け、2台体制で準備完了!9時半、カーブの向こうから見慣れた朱色
 のデーデーがコンテナを連ねて姿を現した。 かつての3161レを知る者からすればいささか物足りない単引きのコ
 キ7車だが、今さら贅沢は言っていられない。切り位置まで引き付けて、2本のレリーズを握り締めた。
  この後は道の駅で昼まで爆睡。午後はロケハンに充て、夕方の2088レを阿田和の俯瞰で迎え撃つ。天気はバリ
 バリ、水平線もクッキリ。これは一発で単位修得か!?アングルに集結した十余名が期待に胸を膨らます。が、地
 元の鉄ちゃんが水を差す一言。「それが上手くいかへんねん。ココ、夕方になると決まって雲が湧きよるんや!」間
 もなく俄かに北風が強まり、寒気に伴う雲が太陽の周りを漂い始める。そして、踏切が鳴るとともに巨大雲が接近。
 一同の悲鳴とともにファインダーは暗転し、溜め息に包まれた中、遠方から原色DDが現れたのであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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