撮影日記−新作公開−




















































NO. 236
DATE 03.25
236.DD51・KE10+ホキ 衣浦大橋
2013.02.10 衣浦臨海鉄道 東浦−碧南市 NikonF5 AF-SNikkor24-70oF2.8 RVP100
  2月の3連休は、月曜が休日出勤のため宗谷ラッセルなど遠征は不可。ならば終焉間近の紀勢貨物へ!と意気
 込んでは見たものの、初日は微妙な予報と疲労の蓄積で出撃できなかった。が、カマの動きを探ると日曜も原色機
 が回りそうな雰囲気。LIBERTY氏からもお誘いの電話が入る。ヤル気満々で準備に入ったその時だった。「明日の
 紀勢貨物はウヤ」 という速報が飛び込んできた。出鼻をくじかれるとはまさにこのことである。どこか代替案はない
 ものか… と、今度は「衣浦臨海に愛知の原色DDが入線」というネタをキャッチ。行き先は決定した。
  朝一の碧南市行きは、有名ポイントの明石公園陸橋で。激パを警戒し、未明に現着してすぐに場所取りに三脚を
 立てに行く。案の定暗いうちから数本の三脚が並べられていた。結局本番は3段雛段の大パニックで迎えることに
 なった。早朝垂れこめていた低い雲は消え、鋭い朝日を浴びたDD・KEの変則重連がX!
  現地で得た情報では、今日は日中時変を掛けて乗務員のハンドル訓練が行われ、DD・KEのプッシュプルが東
 浦まで2往復するという。これは美味しい、オイシ過ぎる…。ネタに釣られるように、沿線に散った集団は衣浦大橋
 西端の堤防に大集結した。ところが、悲劇が起こる。寒風にさらされながら延々待った末にDDの機影が見えた途
 端、関ヶ原からの巨大寒気雲に太陽が隠れんぼ。悲鳴が上がる中、切るに値しない露出で列車は通り過ぎた。す
 ぐに戻ってくる折り返しも当然アウト。そして通過後は我々をあざ笑うように柔らかな日差しが差し込むのだった。
 さらに2往復目も同じパターンの繰り返し。我々は煮えくりかえる腸を押さえて、最後の1本に賭けた。
  15時過ぎ、低い光線に照らされた鉄橋にDD・KE重連+タキ10車が現れる。今度こそ、「もらった!」





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