撮影日記−新作公開−




















































NO. 213
DATE 10.06
213.DD重連岡見貨物 遠田Sカーブ
2012.08.16 山陰本線 石見津田−益田 NikonD800 AF-SNikkor70-200oF2.8EDVRU ISO200
  夕方の返しは、以前から目を付けていた遠田のSカーブに直行した。海岸線に身をくねらせる重連貨物をベタエ
 ロ光線で仕留められるハイライト。3月にも撮ってはみたが、冬枯れ色の写真では到底満足できず、この夏行くな
 ら本命はここしかないと誓っていた。
  着いてみると、現地ははや大入り満員。背後の斜面に苦しい角度で三脚を立てる。重さに耐えてプロ4を担いで
 きたのは大正解。難なく前列の鉄ちゃんをかわしてアングルを決めた。17時25分、遠方から朱い重連が堂々11両
 のタキを牽いて現れる。唸りを上げる重連をファインダーに捉え、シャッターを切った。
  その後はLIBERTY氏の要望で山口線内まで追い掛け、薄暮の徳佐でフィニッシュ。だが、日没とともに炎天下で
 戦い続けた疲労が噴き出してきた。もう限界…その晩は益田のビジホを予約して、現地で合流したキロラー氏も交
 え勝利の祝宴を張ったのだった。激Xの後の海の幸…これだから鉄はやめられない(苦笑)。
  ところで、今回のカット、データを見て目を疑った方もいらっしゃるかもしれない。そう、何とこのコーナー(本気撮
 りでは)初のデジ写真なのである。バケは捨てたのか?魂を売ったのか?と追及される前に、一言弁明しておきた
 い。このときも、当然本務機はペンタ67。プロ4の雲台にはバケヨンが鎮座していた。が、あまりのパニりぶりにフ
 ァインダーを外す余裕がなく、画面四隅の確認を怠ってしまったのである。 まぁ大丈夫だろう…そのときはそうタカ
 を括っていたが、後日上がりを見てビックリ!あろうことか、画面上部にかわしたはずのケーブルがボヤけて写り
 込んでいたのだった(泣)。リベンジに行くか行かないか、三途の川の岸辺はそこにある…。





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