撮影日記−新作公開−




















































NO. 210
DATE 09.14
210.EF81臨時「日本海」 コサカミオーバークロス
2012.08.12 羽越本線 小砂川−上浜 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100
  この夏、間違いなく鉄ちゃん界で最も注目を集めたネタが臨時「日本海」だろう。旧4003レの30分続行で走る下り
 列車は、まさに羽越の海アングルで撮ってくれと言わんばかりの激Xスジ。2007年、中越沖地震に伴う長期運休に
 より撮影しそびれてしまったコサカミSカーブを、再び極めるチャンスがやってくる…はずだった。
  しかし、冬枯れの春臨を捨てて夏臨に期待を掛けた私を待っていたのは、ひたすら不安定な週間予報であった。
 研修と休日出勤のため、確保できた日程は12・13・17日の3日間。3回リングに上がれば1回くらい晴れるだろうと
 いう読みは、完全に外れた。というわけで、12日はいつものへっぽこ軍団長軍団で暑気払いと洒落込むことになっ
 た。しかし、11日の研修中、昼休みにメールを確認すると 「明日は予報格上げ気味。我が同朋は着々と出撃準備




















































NO. 210
DATE 09.14
 
 中!」 とどすこい氏から連絡が入る。行く?行っちゃう?どうせチャンスは限られている。玉砕覚悟で行ってみるの
 も悪くはないか!朝撮って即ターンすれば、夕方からの宴会には十分間に合うはずだ。軍団諸兄に連絡すると、幹
 事の☆氏から返信が来た。曰く、「Go!」
  さすがにお盆休み中だけはあり、深夜の東北道で時ならぬ渋滞に巻き込まれながら北上。 カツいながらも「あけ
 ぼの」からやろうと山形道をオニ走りして、現地には5時に着いた。だが、上空は厚い雲に覆われて、「あけぼの」
 は敢え無く撃沈。そのうち雲に切れ間は出てきたものの、水平線が出る見込みは薄い。Sカーブは諦めて、手堅く
 オーバークロスの顔面撃ちに切り替えた。これなら最悪、日さえ当たれば満点解答が頂ける。
  7時を過ぎるとようやく雲が割れ、夏の日差しがじりじりと照りつけ始めた。暑い、暑いけどこのままで!集結した
 鉄ちゃんたちの執念が通じたか、不安定ながらも直前にやってきたゲリラ雲はなんとか抜けた。定刻8時、朝の光
 を浴びた鉄路に、懐かしの「日本海」が身をくねらせながら現れた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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