撮影日記−新作公開−




















































NO. 209
DATE 09.08
209.しなの鉄道169系「リバイバル信州」 信濃追分カーブ
2012.08.05 しなの鉄道 信濃追分−御代田 NikonF5 AF-INikkor500oF4ED RVP100
  この日は本当は津軽鉄道に向かっているはずだった。毎年恒例、8月4〜8日に運転される客レの立佞武多臨が
 ターゲット。しかし、4日土曜は休日出勤で、7日からは部活の合宿。辛うじて6日に代休を突っ込んで2日間の旅程
 を確保したものの、肝心の青森の予報がサッパリだった。3年越しで再訪を誓っている地だけに諦めるのはツラい
 が、曇り時々雨で特攻してもしょうがない。代替案を探った結果が、しなの鉄道の「リバイバル信州」であった。
  アングルが点在する御代田近辺までは200km弱。早朝に出発してのんびり関越を北上する。晴れ予報とはいえ、
 所詮は夏のモヤッ晴れ。ヌケが悪くて期待は薄い。だが、横川から峠を越えて信州に入ると空気が一転した。乾い
 た風に澄んだ空。これは勝てる!まずは定番、御代田−平原のオーバークロスに意気揚々と三脚を立てた。余り




















































NO. 209
DATE 09.08
 
 の木々の茂りぶりに、立ち位置はほぼ線路の真上のみ。バケペンは諦めて35判500oの顔面撃ちに切り替えた。
 だが、何せ通過時間は10時過ぎ、光線はガチガチで肝心の急行幕にはまるで陽が当らなかった。
  返しと2本目の行きはトップライトの時間なので、木陰に車を停め、昼寝でもしながら適当にやり過ごす。さぁ、次
 はいよいよ本命の3号。5月に来たときに目を付けていた信濃追分のカーブに 500oを据える。ついでにサンニッ
 パ×1.7テレコンでデジもセット。多少傾いてきたとはいえ、切り通しのカーブには鋭い日差しがじりじりと射し込む。
 16時ちょっと前、カーブの奥に湘南色の姿がチラリ。聞きなれたモーター音を響かせて、ファインダーに看付き急行
 幕の雄姿が飛び込んできた。AIサーボを効かせて全力で連写!東海道本線の竹倉カーブを思わせる線形に、台
 形マークを掲げた急行形がピタリと収まった。カッコイイ!でも、後から見返すと 「リバイバル」、この5文字だけは
 余計だった…。
  帰路は久しぶりにめがね橋でも見て行こうと旧18号で碓氷峠を下った。廃線跡の一部が遊歩道に整備された他
 は、ヘアピンカーブの先に突如現れるレンガ造りのアーチ橋も、深緑の湖面が山間に静かに広がる碓氷湖も、十
 数年前とほとんど変わっていなかった。あぁ、あのときここで俯瞰場所に連行されてなかったら… 私も今頃は妻子
 ある幸せな身になっていたかもしれない(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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