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ところが、いざ登り始めると、これが「ちょっとしたハイキング」どころではない。なにせこちらは初アングルゆえ、
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レンズもわからずフル装備。関西−D.W先輩は三脚2本にサンニッパ・ゴーヨン・ペンタ400、私はプロ4にサンニッ
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パとペンタフルセット、総重量およそ30sである。そりゃあ手ぶらのおっちゃんにはハイキングでも、我々には苦行
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の登山になるわけである。途中休憩を入れながら小1時間、汗だくになってようやくてっぺんに辿り着いた。
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だが、上からの眺めは、それまでの苦労を吹っ飛ばして余りあるものだった。一面鏡を敷き詰めたかのように水
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を張った田んぼが広がる中を、一直線に線路が伸びる。背後には淡い緑に彩られた丹波の山並みが幾重にも続
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く。気分は壮快! これぞ大俯瞰の醍醐味である。しばらくして、仕事を終えてスクランブル発進してきたコサカミ氏
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も現地に登場。 15時台の「こうのとり16号」から17時半の「22号」まで、レンズを変え構図を変えながら思い思いに
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シャッターを切る。久しぶりに大満足の1日。下山後、近くの国領温泉で汗を流し、柏原の中華料理屋で勝利の祝
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杯を上げたのだった。
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