撮影日記−新作公開−




















































NO. 187
DATE 03.30
187.キハ30 下郡踏切
2012.02.18 久留里線 下郡−馬来田 NikoF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100
  正直、今年の2月はネタに窮した。本来なら春改正で臨時化する「日本海」を追って東北・北陸方面への遠征を重
 ねるべきところだったが、とにかく強過ぎる寒気のせいで豪雪に次ぐ豪雪。お陰で「日本海」は連日ウヤと遅延の繰
 り返し。移動性高気圧もやって来ず、雪雲の切れ間の突発晴れに期待するしかないというビジターにはリスクの高
 い状況だった。加えて仕事が多忙を極めた。国公立・私立両コースの受験生の添削から悩み相談まで面倒を見る
 うち、気付けば2月も後半に差し掛かっていた。国公立の受験日には多磨の某大学まで応援に出張して、もうへろ
 へろ。結局お出掛け先は近場でお気楽、晴れる可能性も高い房総半島か秩父の貨物ばかり。劇的な雪晴れシー
 ンも雪中行軍の苦労譚もないまま春の足音を聞くこととなった…。




















































NO. 187
DATE 03.30
 
  この日もご多聞に漏れず、二度寝を貪ってからのんびりいすみに出撃した。未明まで雪が降っていたというのに
 日の出とともに道床の白いベールはあっさり溶けてしまい、相変わらずの冬枯れ写真を量産。15時過ぎにキハ52
 の運用が終わるともうやるべきことはなくなった。まだ日は高い。運用は分からないが、イチかバチかタブレットの
 終焉とキハの引退が報じられている久留里に行くか!
  16時47分の交換を目当てに横田駅に立ち寄るも、さよならブームの末期症状かタブレット授受狙いと思しきコン
 デジ俄か鉄の人だかり。全く撮れたものではない。ダメだ、“走り”に切り替えよう。遠方に見えた下り列車の先頭が
 キハ30であることを確認すると、下郡まで一気にワープ。前から一度撮っておきたかった踏切脇に三脚を立てた。
 もう時間がない。前方の鉄ちゃんをサンニッパでかわし、構図を決めると警報機が鳴る。ピンは動態予測に任せて
 レリーズ、オン!日没直前の淡い光線に照らされた食パン顔を切り取った。
  撮影後、よくよく見ると、ペンタ400で構えていた前の鉄ちゃんはどすこい氏であった。みんな、頑張るねぇ(笑)!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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