撮影日記−新作公開−




















































NO. 182
DATE 02.20
182.DE15 雪371レ 音威子府月夜バルブ
2012.01.08 宗谷本線 音威子府駅 NikonD700 AFNikkor20-35oF2.8 ISO200
  “懲りない大人”な我々は、年末に「氷点下で徹夜連発 24時間ラッセル耐久レース」でへろへろになってから僅か
 1週間、今度は総勢6名という大規模パーティで再び北の大地へと降り立った。エヌ脇隊長以下、荷物満載の戦闘
 員は、レンタ2台に分乗して国道40号を北へ進む。予報は端から期待していなかったが、晴れず降らず、従って掻
 かずという嫌な予感の曇天である。昼の音威子府のバカ停から撮影を開始し、スッキリしない空模様のまま咲来俯
 瞰〜東恵橋と追っ掛けて雪372レはミッション終了。実に消化不良。だが、ここからが隊長お好みの“夜戦”タイム
 である。とりあえず薄暮の南線をサクッと撮って名寄で夕食、美深で風呂に入って仮眠をとる。22時、さぁ、いよい
 よ深夜の雪371レ追撃開始である。
  エヌ脇隊長&★氏の昨年実績によると、晴れればこの時期は満月に近い月が深夜の音威子府駅の真上に輝く
 という。計算通り事が運べばカッコイイのだが、そこは酸いも甘いも噛み分けた我々のこと、過度の期待はせずに
 凍てついた道を淡々と北上する。1時間弱で音威子府駅の駐車場に到着。周りの車はリーゼントのように屋根上
 に雪を載せ、隣のワンボックスはキャンピングカー状態。夕方もうひとしきり降ったようである。こりゃあ月は期待で
 きないなぁ…と、やっぱりがっかりしながら入線を撮る。木製の渋い跨線橋を絡める隊長&★氏と別れ、私はホー
 ムの屋根を一杯にアオって20oでブラしてみた。
  まずまず思い通りのカットが撮れて納得。停車時間は30分弱しかない。さて、次はどう撮ろう? と空を見上げて
 気がついた。いつの間にか雪が止み、ラッセルの真上には煌々と丸い月が輝いていたのだった。





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