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169.DD51重連「北斗星」 礼文ストレート
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2011.10.08 室蘭本線 礼文−小幌 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1)
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列車は夕暮れの津軽平野を北に向かっていた。紅に染まる稜線と刈り取られた田んぼが、最果ての寂寥感を誘
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う。函館行「スーパー白鳥27号」は、間もなく蟹田に到着した。が、ここで車掌室から不規則なブザー音。嫌な予感
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が走る。しばらくして、その予感が本当になった。先行列車が青函トンネル内の信号トラブルで立ち往生していると
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いう。敢えなく我が列車も蟹田で抑止となってしまった。
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何てこったい、函館着18時53分の予定だったから余裕はあるが、駅前レンタが24H営業を止めてしまった今、20
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時の営業所の閉店時間までに辿り着かなければ、今夜の宿と明朝の移動手段を同時に失ってしまうことになる。
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とりあえずレンタ屋には電話を入れて、できる限り待ってもらえるよう懇願する。じりじりと待つこと1時間半余り、よ
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うやく抑止が解除されて列車はゆっくりと走り出した。やれやれ、これならどうにか間に合いそうだ。が、当列車もト
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ンネル内で一時足止めを食らい、結局1時間47分の大遅延。すっかり残業させてしまったレンタ屋のおねーさんに
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缶コーヒーを差し入れて、どうにか車を借り出すことができた。
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しかし、障壁はそれだけではなかった。バリ晴れ予報だったにもかかわらず、早朝の落部−野田生は水平線付
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近の靄によりパンチ不足。礼文−小幌まで逃げて「北斗星」がやっとX。「ふぅ、手こずらせやがって…(笑)」
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