撮影日記−新作公開−




















































NO. 167
DATE 11.01
167.EF64-1000「あけぼの」 赤羽駅先端
2011.09.19 東北本線 赤羽駅 NikonF5 AF-INikkor500oF4ED×1.7 RVPF
  当日は未明から予報に反して曇天だった。昨日の夜の眩しい月が嘘のように、空の大部分が低い雲に覆われて
 いる。晴れるかなぁ? でも、前日関西-D.W先輩&チバラギ氏と、翌朝は「あけぼの」でも撮ってからみんなでモー
 ニングしよう!と約束をしていた。チバラギ氏からは早々に「浦和のSカーブに一番乗り」という一報が届く。まぁ、行
 くか!使う機材は決まっている。F5に500oと×1.7テレコン、それにプロ4を担いでとぼとぼと駅に向かった。
  総武緩行で20分、秋葉原で京浜東北に、上野から宇都宮線に乗り換えても空模様は相変わらず。 何となく東の
 空は抜けてきたが、ついに露出がないまま赤羽駅に到着してしまった。ここで、ちょうどホームに上がって来た関西-
 D.W先輩とバッタリ合流。「あかんのぅ…」「イカンですねぇ…」と溜め息をつきながら三脚を据える。が、よーく見る




















































NO. 167
DATE 11.01
 
 と、遠方のビルの壁面は眩い光を浴びて輝いているではないか!振り返ると、低い雲は急速に南に流れ、太陽の
 方角は見る見るすっきり抜けてきていた。間もなくアングルが斜光線に染められる。よしよし、これでアングル調整
 にも気合が入るというものだ。
  先週末に撮ったデジ画像を参考に天地左右を決める。何しろ焦点距離850oの世界、ちょっとしたアングルのズ
 レは即パン切れ顔切れスカート切れに直結する。かと言ってヒヨってスカスカ構図もカッコ悪い。ギリギリまで攻め
 て、後は動態予測と連写で勝負である。
  6時45分頃、ホームに列車通過の放送が流れる。と、同時に隣の京浜東北線ホームから北行きの電車が発車。
 E233系の影が切り位置に長く掛かる。何ぃ〜、早く行け、行ってまえ! 幸い、彼方に見えたロクヨンは速度を落と
 して高架にアプローチしてきた。よし、抜ける! 京浜東北の電車と入れ替わるように、低い朝日を浴びた「あけぼ
 の」がファインダーに飛び込んできた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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