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153.いすみ鉄道キハ52 西大原築堤
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2011.05.21 いすみ鉄道 西大原−上総東 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1)
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走り始めたはいいが、大糸に比べると地形の起伏が少なく、いすみ鉄道のキハ52は撮影地の乏しさに悩まされ
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ていた。確かに花や稲穂を絡めた季節感のあるカットは撮れそうなのだが、どうもハイライトに欠ける。いくつかの
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サイトやブログを巡り、連休に沿線を走ってようやく辿り着いたのが、ここ西大原−上総東の峠越えの区間だった。
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トンネルで山を越える国道と別れ、線路は谷筋の隘路を抜けて太平洋岸に至る平地へと高度を下げる。喧騒か
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ら離れた静かな水田地帯がポイントである。G.W.に来たときには水を張ったばかりだった田んぼは、はや稲の成
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長が著しく、周りの緑もずいぶんと濃くなっていた。でもまぁ、奥のカーブの辺りに萌黄色が残っているからよしとし
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ようか。それより何より、今日一番の問題は黄砂である。とにかく今年は黄砂がひどい。5月も下旬になろうという
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のにいまだに空はモヤモヤ。モヤの濃淡に合わせて露出も上がったり下がったり…。いつものことながら、心臓に
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悪い撮影である。これじゃあストレス解消に来てるんだか、ストレス溜めに来てるんだかわからない(汗)。
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14時15分過ぎ、山間にタイフォンが響く。雲は何とか切れているようだ。露出はバッチリ。さぁ来い!今来い!祈
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るようにレリーズを握る。が、音はすれども形は見えず、52はなかなか現れない。やがて、カーブの先から焦らすよ
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うな徐行運転で国鉄色が登場した。早くぅ、曇ってまうぅ!際どいながらも心の叫びは辛うじて届いた。ギリギリX!
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