撮影日記−新作公開−




















































NO. 147
DATE 06.06
147.183系「こうのとり1号」 黒井ストレート
2011.05.08 福知山線 黒井−石生 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1)
  哲学者としても知られるローマ皇帝、マルクス=アウレリウス=アントニヌス帝はこんな言葉を残している。「何か悲
 しくなりそうなことに出会ったときには、常に自分に言いきかせよ。これは不幸ではない、これに高貴に耐えることが
 幸福なのだと」。いや、そうは言っても鉄たるもの、期限付きのモノを追っ掛けるのにそんな「高貴に耐え」ている余
 裕はない。やられたらやり返す、しかもできるだけ早いうちに!これが鉄の鉄則である。
  というわけで、連休明け最初の日曜、早速G.W.のリベンジを果たすべく福知山線に出撃した。本当は予報が不安
 定だったため行くかどうか悩んでいたのだが、土曜にオリックス−ロッテ戦をテレビ観戦していたら、神戸の空はコ
 テコテのベルビアン・ブルー!どうにも我慢できなくなり、夜の東名をひた走ったのだった。
  しかし!関西-D.W・さささ両先輩と合流した早朝の川代渓谷は、霧こそ出なかったものの雲多く、「こうのとり」は
 2・4・6号といきなりの3連敗。連休以来「次があるさ」精神で耐えてきたこの天候不順にももうイライラは最高潮で
 ある。とりあえず青空の抜けていそうな黒井のストレートに移動し、1号に一縷の望みを託す。山間部を抜けたから
 か、時間的に日が上がったからか、ようやく天候が安定してきた。ヤル気を出してF5&500oとペンタ400oの2台
 をセット。待つことしばし、モーター音を唸らせて、特急色がファインダーに飛び込んできた。よっしゃ、まず一勝!





撮影日記トップへ