撮影日記−新作公開−




















































NO. 144
DATE 05.17
144.いすみ鉄道キハ52 125 久我原の築堤
2011.04.24 いすみ鉄道 久我原−総元 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1)
  その話を初めて耳にしたのは、昨夏の富山地鉄凸イベントの打ち上げでのことだった。「大糸線のキハ52がいす
 み鉄道に行くらしい」。ホンマかいな!所詮酒の席での酔っ払いのウワサ話である。話半分程度であまり期待はし
 ていなかった。
  ところが、いすみの鉄ちゃん社長の行動力はハンパではなかった。本当にキハ52 125を購入して整備し、不人気
 だった青ツートンから国鉄標準色に塗り替えて3月にはお披露目会が実施されるに至ったのである。こりゃあスゴ
 イ!これまで片道350q走って会いに行っていた愛しのゴーニーが向こうからやって来てくれたとあらば、近く挨拶
 にくらい行かねばなるまい。4月下旬の日曜日、試乗会の情報を聞きつけていすみ沿線に繰り出した。




















































NO. 144
DATE 05.17
 
  これまでお隣の小湊鐡道には飽きるほど通ってきたが、黄色いレールバスには興味がなかったため、上総中野
 以東は初入線。事前にネットで予習したところでは、あまりダイナミックな俯瞰などはなく、桜や菜の花、それに田ん
 ぼの表情で勝負するような割合地味な感じに見えた。実際沿線を流してみても、実に決め手に欠ける。どこもそこ
 そこ撮れそうなのだが、ベストポイントがないのである。 結局、新緑と田んぼの雰囲気から久我原の近くの築堤に
 落ち着いた。みな結論は同じようで、雲発生注意報改めどすこい氏やSugi-ja氏にOK9氏、それにへっぽこ軍団長
 &LIBERTY氏のコンビと知り合いが大集合。めいめい三脚を据えて初見参の“いすみのツートン”を待った。
  行きは普通に築堤を斜めから。数日前の試運転では片側に大きなヘッドマークが付いていたのことだが、果たし
 て今日はどうだろう。間もなく笹藪のカーブを抜けてきた懐かしい顔を見て、一同落胆。顔面には無残な「そと房」
 マークが掲げられていたのだった…。いやはや、浅薄なお祭り系鉄ちゃんは看板を見て喜ぶけれど、ホンモノの鉄
 はちゃいまっせ!社長はん、頼んます(笑)!!
  しかし、付いちまってるものはしょうがない。返しは同じ場所を真横から打つことにした。一段高い道路に上がって
 ペンタ300で抜くと、きれいに水田と水鏡がフレームイン♪ 新緑も綺麗だし、初戦はまぁ、こんなもんか!看板付き
 はアレだけど、俯瞰アングルも乏しいけれど、まずは我が家から片道僅か100q弱の場所でキハ52が走り始めた
 ことに感謝である。今後ちょくちょく足を運び、沿線を研究してみようと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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