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133.鶏西鉄路 上游型 城子河東場ヤード
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2010.12.31 鶏西鉄路 城子河東場 NikonD700 AFNikkor20-35oF2.8 ISO200
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ガイドの王氏がチャーターしたタクシーで高速道路を走ること2時間余り、黒竜江省でも屈指の炭鉱都市鶏西(ジ
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ーシー)に着く。市内各地に点在する炭鉱と国鉄本線を結ぶ運炭路線に上游型が生きているという。とりあえず駅
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前の鶏西飯店の部屋を押さえて探検に出た。
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まずは沿線風景に恵まれている平崗へ。ところが、終点のヤードに停まっていたのは緑の東風型DLだった。鉄
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道員の話では、当局からのお達しで急速に無煙化が進められており、この秋限りでSLはいなくなったとのこと。う
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〜ん…。翌日は滴道へ。ここもDLが進出していたが辛うじて蒸機運転の列車も残っており、保線員曰く次の列車
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は蒸機で来るという。線路脇の斜面に登って撮ったが、どうにもロケーションはイマイチであった。
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そんな八方塞がりの中、王氏が連れてきてくれたのが城子河(チャンズーホー)。 ここは電化計画まであったもの
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の、先年起きた炭鉱爆発事故の補償で予算が尽き、電化どころかDLを入れる余裕もなくなったためしばらく蒸機
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が生き残るのではと言われていた。確かに、ヤードに足を踏み入れると、既に建てられた架線柱が目障りではあっ
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たが、1両の上游型が石炭を満載したホキ(?)を従え発車準備をしていた。デジでもいいから1発押さえようと三脚
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を広げる。と、立ち上る煙が一層勢いを増し、汽笛一声、ドラフト音とともに4軸動輪の巨大な車体が動き始めた。
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何といっても標準軌の大型蒸機である。その迫力には圧倒されるばかり。翌朝は迷わずここを訪れることにした。
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朝8時、乗務員交替のため各炭鉱から上游型がヤードに集まって来る。絶え間なく響く汽笛、ドラフト音、漏れ出
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す蒸気の音。これぞまさに現役の姿!交替を終え、次々と発車していく汽車を思い切り広角で呷ってみた。
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