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進まないのではないか…。案の定、5qも走らないうちに停車中の列車を発見。スコップを持った労働者たちが雪
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を黙々と掻いている。まずはスナップからである。氷点下22度、全てが凍てつく現場に我々もカメラを手にして降り
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立った。ところが、1時間も作業しないうちに人々は撤収。列車は白煙をたなびかせながら後退を始めた。作業員
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の昼休みらしい。って全然仕事してへんやんけ!10時21分、あっけにとられたまま午前の部は終了した。
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再び列車が帰って来たのは13時半。今度は労働者が降りてくるシーンから撮影再開である。雪をすくい上げて線
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路脇に放る作業、背後で蒸気を上げながら待っているC2、労働者の移動に合わせてぶら下がり取材の如くシャッ
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ターを切る。だが、500mほど除雪した頃だっただろうか、切り開かれた鉄路を列車が静々と進んできて停車。親方
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と思しきおっちゃんの指示の下、彼らは一斉にレールバスと緩急車に乗り込み始める。もしや…。嫌な予感は当た
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った。キリがないから今日の作業はこれで終了とのこと。作業時間僅か30分。これは実に衝撃的であった…。さら
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にその夜、ガイドの王氏の情報収集によると、今年はもう雪が多すぎて運行の目途が立たないため 2月末まで林
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鉄は運休、作業員や鉄道関係者にも待機が言い渡されたそうである。何でも今年は既に炭鉱の採炭ノルマを達成
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してしまい、気合いで運行させる必要性もないのだとか。いや〜、中国ってスゴイ!
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翌朝、雪が小康状態になり道路が開通したのを受けて、我々は200qほど離れた鶏西へと転戦したのだった。
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