撮影日記−新作公開−




















































NO. 130
DATE 01.07
130.485系「特急ひばり」 高久駅先端
2010.12.12 東北本線 高久駅 NikonF5 AF-INikkor500oF4ED×1.4 RVP100
  この場所は因縁の地であった。2007年12月、仙台の 583系を使った「リバイバルひばり」が運転された。たった6
 両のゴッパーサンを編成撮りしても仕方ない。リバイバルは看板撮ってナンボのもんじゃ!と息巻くチバラギ氏と私
 は、ホーム端からカーブを顔面撃ちできそうな高久駅に陣を張った。が、冬晴れの関東平野と時雨模様の南東北と
 の境目に当たるこの付近は、基本は晴れベースながら時折アヤシイ雲に太陽が遮られる。一抹の不安を感じつつ
 待つこと数時間、遠方から雄大なS字を切って青き女王が現れた。その正面には絵マークの「ひばり」。さぁ来い!
 気合いを入れたその瞬間だった。タイフォンカバーがパッカーンと無様に開いているのに気が付く。 何ぃ〜…一気
 にテンションは急降下。さらに、切り位置寸前で光線が弱まり露出も急降下。期待の東北特急は、無残な敗北に終




















































NO. 130
DATE 01.07
 
 わったのだった。
  あれから3年の雌伏の時を経て、この冬再び「ひばり」のリバイバルが計画された。今度は「能登」の間合いで上
 沼垂の485系が登板するという。下りは文字看板、上りが絵マークというのは前回と同じだが、スジは黒磯が 13時
 54分、すなわち現地通過は昼過ぎ。光線はもっとイイはずである。いざ再戦の舞台へ!あのときと同じく、チバラギ
 氏と東北道を北上し、高久駅に向かった。
  前回のサンニッパ&テレコンではまだまだアングルがヌルかったという反省から、今日は500oに×1.4テレコンを
 噛ます。金太郎貨物やステンレス電車をデジでポラ撮りしてアングルを確認。天地・左右のバランスを整えてから、
 本番に備えてボディをF5に替える。やっぱりここ一番の本命勝負は銀塩である。13時40分過ぎ、ホームに列車通
 過の放送が流れた。これだ! 昼なお低い真冬の光線を浴びて、ピカピカのヨンパーゴが登場。タイフォンよし、天
 気よし!ファインダーに飛び込んだ絵マークを、モードラ全開で切り取った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





撮影日記トップへ