撮影日記−新作公開−




















































NO. 121
DATE 11.03
121.EF81「あけぼの」 二ツ井オーバークロス
2010.10.02 奥羽本線 二ツ井−富根 PENTAX67 smcPENTAX90oF2.8 RVP50(+1)
  10月は収穫の季節。昨今流行りの縦貫ブルトレを撮るなら、北では富根の金色田んぼが、西では湯尾の蕎麦の
 花が気になるところである。はて、この週末はどちらがXか。コサカミ氏が湖西沿線の職場から偵察したところでは
 水曜・木曜ともに4002レはローピン。となると、土曜日はどっちで撮っても顔色のよい「日本海」が撮れるということ
 か。金曜の夜、しばし悩んだ末に予想天気図から高気圧は北東北に直撃と踏み、進路を北にとった。
  睡魔と闘いながら徹夜で二ツ井白神まで走り切り、これまたノンストップで走り抜けてきたコサカミ氏と合流。深い
 霧に沈む二ツ井に見切りをつけ、晴れ間の見える富根の直線に陣を張る。ところが、東の空から急激に霧雲が湧
 き上がるや上空の太陽をすっぽり包み、せっかくのローピン「日本海」はファインダー見る鉄…。うぅ、ガックリ(泣)。
  気を取り直して、もう霧は消えただろうと定番二ツ井へ。現地は抜けるような青空の下、一面の金色田んぼが広
 がっていた。そう、思い描いていたのはこんな光景だったのだ!ペンタ90oで田んぼと空をガッツリ入れてセッティ
 ング。8時過ぎ、気持良い日本晴れの中をやって来た「あけぼの」に会心のシャッターを切った。Xやあぁーっ!
  これで行きの交通費くらいは取り返したかな。でも、晴れた時はとことん撮れが鉄の鉄則。日中はコサカミ号便乗
 で八戸線まで往復して海バックのタラコを頂戴し、その夜は能代で勝利の美酒を酌み交わしたのだった。





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