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8月。僅か数年で環境は激変し、山田・岩泉はおろか全国を見渡しても52・58系の気動車は風前の灯となり、熱き
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バリ鉄の視線はタラコ40系に注がれるようになっていた。人気筆頭はロケーションからいって五能線で活躍する秋
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田車、次が只見や米坂といった名ローカル線で臨時運用に登板する新津車であろうか。 それらに比べると、元祖
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復活タラコの盛岡車はやや影が薄い。しかし、黒Hとはいえ3両揃って非冷房で屋上まで完全原形なのはここの車
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だけ。ロケーションだって、腕木&タブレットは消えたけれど海バックや田園風景など見所は充分。よし、行くか!
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午後のメインステージ、陸中八木のSカーブは最高条件に恵まれた。この日はカリフォルニアでも見えるのではな
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いかというほどの台風一過のドバリ晴れ。クッキリとした水平線が真一文字に画面を横切る。草生す築堤にガーデ
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ニングを施し準備は万端。しかし油断はできない。この近辺はサーファーのメッカだと聞く。以前コサカミ氏が訪れ
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た時は、肌色のボディスーツに身を包んだDJ OZMA?の闖入で激Xが一瞬にして撃沈と化したそうな(笑)。あぁ、
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一寸先は闇なりけり。幸い今日は人気は少ない。寄せては返す単調な波の音に身を委ねて待つこと30分、微かな
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エンジン音と共に、タラコ編成が大海原に躍り出た。
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