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3.島原鉄道キハ20ツートン2連 布津の普賢・眉山バック
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2007.10.13 島原鉄道 布津−布津新田 NikonF5 AFNikkor20-35oF2.8 RVP100
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午前3時、九州道古賀SAでは男たちの協議が深夜にまで及んでいた。今日は肥薩線大畑のスイッチバックでマ
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ヤ検を狙うのか、それとも当初予定通り島原鉄道のイベントへ向かうのか。本州ではとうに見ること叶わぬマヤ検
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が日本屈指の鉄道名所大畑のループ&スイッチバックに輝く。そのお姿を目にするチャンスが関東在住の我々に
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再びやってくる可能性は、限りなく低い。とはいえキハの聖地島原も来春限りの南目線廃止とキハ20引退が決定し
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ており、国鉄色2連で撮りきれていないアングルを仕留められるのは、恐らく今日が最後になるだろう。ネタのレベ
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ルでは両者は完全拮抗状態。一方、携帯の天気予報サイトを吟味しても、熊本県球磨地方、長崎県島原ともに晴
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れ後曇りの降水確率は20〜30%で双方譲らず…。う〜ん悩ましい。1時間近く考えた末、私がマヤを推したことで
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へっぽこ議長が「じゃあ、大畑!」と決断を下し席を立とうとした。そこへはるか滋賀からコサカミ議員が到着。氏が
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島原派であったことから議論が再燃し、結論は両ポイントへの分岐点に近い基山PAに持ち越された。基山でも論
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戦は30分以上続き、最後は★議員が持参のアルバムを広げながら「ここ、このアングルが晴れれば普賢岳と眉山
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が海上に浮かぶんだよ!極めるなら今日しかない!!」と熱く語って、議長曰く「じゃあ島原!」。賽は投げられた。
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島原は夜明けから空のグラデーションがクッキリ出るドバリ晴れ。朝の105レは古部入線から追っ掛けを始めた。
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次のアングルが★氏期待の普賢・眉山バック。普通に走って列車を追い抜き、ポイントには15分ほど前に着いた。
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目の前には真っ青な海からそそり立つツインピークが碧空に弧を描いている。来て良かった!撮る前から思わず
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一同ガッツポーズ。潮風に乗ってツートン2連が走り去ると、いつの間にか徹夜会議の眠気は吹っ飛んでいた。
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