Memorial GALLERY


 2026.08.10

1997.08.10 物井−佐倉 OLYMPUSOM−1 ZIKO50oF1.4 RDPU

浪人時代、地元京葉線で183系の「さざなみ」「わかしお」がひっきりなしに走っていたので、ストレスがたまると家の最寄りの舞浜駅先端で気分転換の軽い鉄活動を楽しんでいた。ただ、毎回コンクリ高架橋を行く1500番台ばかりでは飽きてくる。この日は夏期講習の合間の休みを使って、半日くらいは良いだろうとモノサクに総武特急を撮りに出掛けた。やれ亀崎だ宮ノ下だといった定番というものをまだ知らなかったウブな年頃、物井駅から出穂したばかりの稲穂が広がる田園地帯をてくてく歩いて撮れそうな場所を探した。

その結果たどり着いたのがここ。ちょうど上り列車が亀崎踏切を過ぎて勾配を下って来る辺りを東側から狙う。50oで手前に稲穂を大きく取り込んだ、19歳にしては大人びた構図で列車を待つ。「すいごう」「あやめ」スカ色の113系。やって来るのは皆、今なら第一級の被写体ばかり。誰もいない、セミの鳴き声だけが響く田園地帯で、ひたすらシャッターを切り続けた。本命は8連の「しおさい4号」。夏色の景色の中を颯爽と駆け抜ける国鉄特急色を一発切りで見送った。

久しぶりにこの1枚をポジファイルから取り出してスキャンした。等倍で確認すると画面左端に小さな家が入っていて、立ち位置次第でかわせなかったのかとか、どうせ稲穂を強調するならもっと思い切って下振り構図にできなかったのかとか、詰めの甘いところは出てこなくはない。それでも、機材も限られ腕も未熟だった当時にしてはぼちぼちのいいカット。限られた条件の中、よくこれを撮っていたものだと我ながら思う。まぁ、こうやってちょくちょく手を抜いていたせいか、模試でA判定3連発の後、一番大事な本番だけ大コケして本命大学に振られてしまったのではあるが…(笑)。



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