Memorial GALLERY


 2026.04.14

2020.04.14 雨晴−越中国部 NikonD850 Mamiya-SEKOR A 200oF2.8APO ISO200

日本中、いや世界中が震えあがったコロナ禍からはや6年。あの頃迎えた新入生もたちもこの春無事に卒業させて、今月から新たな新入学年を受け持つことになった。世間では10年ひと昔というけれど、学校業界では6年がひと昔。コロナも過去のものになりにけり…ということで、あの頃の写真を公開してみようと思う。当時は厳しい行動制限がかかっていたとはいえ、鉄なんてネタモノの定番撮影地のごとく三脚が林立しない限りさして人と密になることもない。せっかくの春の陽気に家で引き籠りなのも勿体なかろうと、単騎車で北陸を目指した。

予報は午後から快晴とのこと。ところが、昼前に高岡についても雲はさっぱり取れる気配がない。なんのこっちゃと思いながらも、ここまで来たからには引き下がることもできず、とりあえず雨晴の道の駅までやって来た。当たり前だが駐車場もテラスもガラガラで、観光客などほとんどいない。晴れる度に大パニックしてくだらない三脚論争が発生するような昨今の状況が嘘のようである。一応立ち位置にハスキーだけ立てて、近くの義経岩を散策したり砂浜を歩いたりしていると、ようやく青空が広がって来た。

夕方近くなると、霞んでいた立山連峰も意外にスッキリ見えてきた。4月にしては上々の出来、これは存外アタリを引いたかも知れない。のんびり構える中、踏切が鳴り、波音の合間にディーゼル音が響いてくる。D850に面白半分期待半分で装着したマミヤ200oAPOの組み合わせで、タラコ気動車を迎え撃った。色々とイレギュラーが続いた当時だったが、今振り返るとあの静けさが懐かしい。可能ならばこのカットを2月の厳冬期にやり直したい気持ちもあるけれど、昨今の事情を鑑みるに君子危うきに近寄らず…となりそうである。



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