| 2026.01.14 |
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2005.01.14 早戸−会津宮下 OLYMPUSOMー1 ZUIKO85oF2 EPP
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20年も経つと記憶は定かではないが、2005年の年末年始は冬期講習やら正月特訓やらで休みなく働き続け、さすがに嫌気がさしたのか講習明けの1月半ばにふらりと北東北に旅に出ていた。スタッドレスを履いたばかりの当時のボロ車AZワゴンで雪の積もった東北道を一晩ノロノロ走り、銀世界の山田・岩泉線にキハを狙いに行ったのだった。ところが、手元のポジファイルを見ると国鉄色のキハの写真が1枚もない。恐らく悪天候にやられてロクに撮影できなかったのだろう。覚えているのは、三陸海岸沿いのスーパー銭湯のお座敷で仕事の原稿チェックをしていたことくらいである。翌日は岩手開発に行くも、やはりあまりポジは残っていない。空振りばかりで埒が明かず、そのまま只見線に移動したらしい。
経路は不明ながら、当時の手帳によると盛から会津若松まで移動して寝袋にくるまりマルヨ。次の日は、冴えない天候ながら早戸の俯瞰に来ていた。曇天続きで戦意も低調だったのか、機材は控えのOM−1で、フィルムはお試しで装填したエクタクローム100プラス。85oのヨコ構図で、キハ40の3連にシャッターを切った。丸3日も真冬のみちのくを彷徨って、納得できるカットはゼロ。何と取れ高の少ないツアーだったのか。当時の若さとチャレンジ精神に驚く。 とはいえ、大空振りにやられた心の傷も癒えた今、振り返ってみると只見線の曇天の1枚も悪くない。雪晴れを期待しているから及第点に満たないように見えるけれど、モノトーンの落ち着いた雰囲気の中、静かな川面を横目に滑るように走り去る国鉄型気動車も味わい深いではないか。ま、これもハイブリッドのステンレスキハばかりになってしまった現在だからこそ半ば感傷的に思い出フィルターを通して評価しているだけかも知れないが…。もう時間は巻き戻せない、これで良かったことにしておこう! |
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