| 2025.12.09 |
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2012.12.09 波久礼−樋口 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1)
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今から10年余り前、秋から冬にかけてよく秩父鉄道に通った。お目当ては元国鉄101系の1000系電車。影森方の前パンがご愛敬だが、タッチの差で記録に間に合わなかった新性能通勤電車のパイオニアをオトナの技術で再履修するには恰好の被写体だった。ただ、運用は運任せで撮りたいカットは訪問回数で稼ぐしかない。当然空振りも覚悟の上である。私の場合、本命のオレンジやスカイブルーの編成は、ここぞという所で決まって後追いで現れた。思い通りにならないことも多かったが、それでも合間にやって来る貨物列車で十分撮影を楽しむことができた。
この日は中央東線の山スカから転戦。昼過ぎに波久礼のストレートに到着し、とりあえず機材をセットした。何が来るかはわからないが、「人事を尽くして天命を待つ」の金言通り、ペンタ400で構図を追い込みレリーズを握る。が、やってきたのは東急8090系、その次は都営三田線6000系とハズレばかり。何だかなぁ…。それでもそろそろ貨物の時刻。これは確実に頂戴しようと気合を入れる。間もなく踏切が鳴ると、青いデキ100がホキを引き連れてファインダーに姿を現した。 先日久しぶりに秩父鉄道を訪れた。この間各地で撮りたかった車両たちが鬼籍に入り、魅力的だった路線も廃止や三セク化ですっかり疎遠になってしまったが、秩父の沿線は大して変化なく昔のまま。旧101系がいなくなってしまったのは残念だが、代わって都営三田線が注目を集め始めているという。確かに、ステンレス車体というだけでパイチの銀ガマ以外は趣味の対象外という感じだった以前とは異なり、昭和の香り漂う角ばったコルゲート仕上げのボディにどこか惹かれるところがなくもない。まだ本気を出すほどではないけれど、貨物のついでに狙ってみるには面白そうである。 |
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