| 2025.11.13 |
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2011.11.13 磯部−安中 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1)
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元々、電気機関車は好みの被写体の一つではあったが、高崎のカマのイベントにはあまり積極的には参戦していなかった。上越線は大概往路の光線が悪く、信越本線はさしたるアングルがない。多くの鉄ちゃんが集まる安中鉄橋とて手前にポールがかからない以外はさして面白い場所でもない。そのうえ多くの場合妙なヘッドマークが付くのだから、ジョイフルトレインの時代を知らないキッズたちに混じって大人げなく現地に繰り出すのは何となく気が引けていた。
だが、この日はマークなしのロクヨン0番台とPトップのプッシュプルで旧客が走るとのこと。まぁ、暇つぶしがてらモノは試しで行ってみるか…とチバラギ氏と組んで信越本線は磯部−安中の俯瞰に出掛けてみた。お気に入りのポイントがほぼない中で、ここはまだアングル的に見られなくはない。手前の田んぼが収穫後で殺風景なのは残念だが、この編成をスッキリ切り取るならこれでやむなしと三脚を立てた。昔“やすらぎ”のラストランをマミヤの150oで撮ってスカスカだったのを反省し、ペンタ300で構図を決める。狙いは当たり、カマ込み6連がきれいにファインダーに収まった。 この夏から秋にかけて、これまで関東鉄の耳目を集めてきた名機たちが次々と線路上を去っていった。個人的にはお召仕様になったEF81 81や白Hに戻ったEF64 1001など追いきれなかったカマも多く、心残りがないといえばウソになるが、食指が動くほどの列車も設定されず結局出動することのないまま引退の報を耳にするだけとなった。ま、機関車の花形はブルトレ・ジョイトレ・貨物列車。これまでずいぶん楽しませてもらったから悔いはない…ということにしておこう。 |
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