2025.01.11 |
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2023.01.11 御代田−平原 NikonD850 AFDCNikkor105oF2 ISO200
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いよいよ国鉄色の国鉄型車両も命脈が尽きかけてきて、JRの本線上よりも私鉄や三セクの譲渡車の方にスポットライトが当たるようになってきている。確かに変てこなカラーリングの魔改造車両を追い掛けるよりは、えちトキやしな鉄で急行色や湘南色を撮る方が精神的に満たされる。ただ、前者の観光急行は週末のみ、後者の国鉄色は運用次第というのが辛いところで、天気や仕事の都合と合わせて好条件に巡り合う確率は決して高くない。行けば毎日のように国鉄型がやって来ていた20年前が懐かしくなる。
そんな中、この日は千載一遇とも言えるチャンスに恵まれた。長野の県北までGPVは真っ黒けのド快晴。しかも前夜まで降雪で、おそらくしな鉄北しなの線は間違いなく一面の銀世界。その上湘南色の編成が朝に妙高高原まで1往復の後軽井沢に流れるという一粒で二度美味しい運用に入った。こうなれば気合いの夜間運転で早朝から古間−黒姫に乗り込むのは当然である。現地は予想以上の好条件で、過去最高のクリスマスツリー状態での黒姫バックを頂戴することができた。次はこの勢いで軽井沢運用を仕留めよう。すぐさま上信越道に乗って浅間山バックに転戦した。 信州の名峰の一つ、浅間山。18世紀の天明の大噴火は関東一円に被害をもたらしただけではなく、世界規模で気候にも影響を与えたという。現在も噴煙をたなびかせるこの山の姿は、我々鉄ちゃん的には189系特急「あさま」のマークに描かれているのが印象深い。そのせいもあってか、浅間の最も浅間らしい山容は、軽井沢−小諸付近からの台形に近いシルエット。撮影地で言えば御代田−平原が一番イメージに合っている。だが、169系の復活湘南色に沸いてから10年余り、建物が増え、草木の伸びたこの近辺でスッキリ撮るのに一苦労。編成後部に枯草が掛かるのは妥協して、折り返しの115系を待った。 |
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