Memorial GALLERY


 2024.09.16

2012.09.16 嘉瀬−毘沙門 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP50(+1)

今回は、9月の表紙との連動企画?で同日に撮影した津軽鉄道の客レを出すことにしよう。ブルトレ・貨物を撮影後は五所川原の駅でDLが動くことを確認。今日は予定通りの客車列車が走るようである。というわけで、満を持して金色田んぼ広がる沿線に繰り出した。往路は川倉の駅を出た所の田園地帯で撮影し、返しは定番嘉瀬−毘沙門の築堤へ。身内のメンバー大集合で松林の端に三脚を並べた。

過去に何度も来てはいるが、やはり午後の五所川原行きを狙うならこの場所は外せない。しかもこの時期は一面の金色田んぼが美しい。カッチリ系の秋らしい1枚をお持ち帰りするならここが一番なのである。ペンタ165oとD800に85oの単玉2台で構えて間もなく、小さな車体からは想像できない轟音を響かせて、2両の客車を従えたDD352がファインダーに飛び込んできた。これで夏の立佞武多臨に次いで初秋の客レを仕留めることができた。次はGWの桜臨。だが、天気と休みと見頃の兼ね合いは難しく、芦野公園で念願のカットを極めるまで、この後実に6年余りもかかるのであった(汗)。

それにしても、昨今被写体の枯渇が著しい。北東北エリアに限って見ても、ブルトレはおろか五能・津軽線のタラコ40も消え、残るターゲットは津鉄の客レと弘南のラッセルくらいだろうか。これとて冬場以外は走るわけでもないし、肝心のストーブ列車はメロス併結で撮り方に工夫が必要。列車の特性と機材の性能向上から考えて銀塩時代ほどバリ晴れ至上主義に拘らなくても良い気はするが、距離とタイミングを考えると青森は心理的にずいぶん遠くなりにけり…である。フットワークも重くなった今、あと何度、フル機材の戦闘モードで津軽の地を訪れることができるだろうか。



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