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2012.05.13 信濃追分−御代田
NikonD700 AF-INikkor500oF4ED ISO200 |
一昔前の、気動車といえばゴッパ・ニッパやゴーニー、電車でいえば475系だ169系だと騒いでいた時代はとうに過ぎ去り、気付けば鉄ちゃんたちのターゲットはキハ40に115系というご時世になってきた。かつての信越本線の風情漂う中に急行型電車を追い掛けることができたしなの鉄道も、今や同士諸兄の狙いは湘南色の近郊型電車である。まぁ、撮りたくないかと言われれば撮りたいけれど、おじさん世代的には過去ファイルを眺めていて一抹の寂しさを感じなくもない。
さて、現在から干支一回り分も前のこと、ダークシルバーに赤帯という変てこ色に塗られていたしなの鉄道の169系が一部ではあるが湘南色に復活するとのことで、急行型電車フリークとしては大興奮!さっそく運用を調べて、吾妻線と掛け持ちで新緑に染まる群馬・長野エリアに足を運んだ。見事な快晴に誘われて、早朝はジボシンでロクヨン1000番台牽引の「あけぼの」を仕留め、そのまま北上して渋川から吾妻線へ。八ッ場ダム工事に伴う付け替え区間で新緑の湘南色を頂戴してから松井田に南下し、碓氷峠を越えて信濃追分にやって来たのだった。 皆考えることは同じようで、現地では早朝ジボシンで三脚を並べたらるご氏御一行と遭遇。信濃追分駅近くのオーバークロスの脇から長玉でアウトカーブの顔面撃ちができそうだという話になった。実際構えてみると、500oのタテ構図がピタリ。当時の35判メイン機だったF5にゴーヨンを装着し、D700にもサンニッパ×1.7テレコンを付けて2丁切り体制を敷く。間もなくファインダーに湘南色が登場。あたかも富士山をカットした竹倉踏切の急行「東海」のような1枚が仕上がった。 |
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