2010.04.10 上総大久保駅 NikonＤ700 AF-INikkor500㎜F4ED×1.4 ISO200
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2010.04.10 上総大久保駅 NikonＤ700 AF-INikkor500㎜F4ED×1.4 ISO200
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自宅から一番近くで手軽の春を満喫できるのが小湊鐡道である。多くの駅に立派な枝振りの桜が植えられ、撮影ポイントは数知れず。満開時期はだいたい家の近所＋３～５日と予測も立てやすい。魅惑のタラコ40が入る前は全列車キハ200と変化には乏しかったが、キハ20テイストの私鉄オリジナル車両は自然豊かな沿線風景によく映えた。
今から14年前の春は、今年と同じようなタイミングで桜が見頃を迎えた。２日前は内房線上総湊の鉄橋～佐原の鉄橋と回って、満開の花とスカ色113系の組み合わせを堪能した。そしてこの日は天候が思わしくなかったのか、日没時刻を狙って小湊鐡道へ。数年前から夜桜のライトアップが行われるようになっていたので、かねてからの懸案だった上総大久保俯瞰のバルブを敢行してみようと思い立ったのだった。露出が難しいため、当時としては珍しくデジ主体でセッティング。500㎜に×1.4テレコンを噛まして700㎜相当で薄暮の小駅に照準を合わせた。 ブルーモーメントの時間帯に列車が滑り込んでくる。駅に停まったところをライブビューでバルブ撮影。ハイビームにやられながらも露出を変えて数カットを押さえた。列車が去った後おもむろに撤収。花が咲くと有象無象が集まって来る現在と違い、当時は房総の奥地のローカル私鉄に通う人間はまだまだ少なかった。当然この時も撮影地には私一人のみ。夜の帳が降りる山中を恐る恐る後にした。 |
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