2024.01.10 |
2022.01.10 大桑−須原 NikonD850 AF-SNikkor50oF1.8G ISO200
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関東は好天が続くものの一面冬枯れ色、一方の日本海側は雪が少なく、えちトキの急行色も春まで運休とのこと。
その上年明け早々の能登半島の地震で北陸方面がただならぬ状況になっていることを考えると、この冬は本当に出撃先に頭を抱えてしまう。
そんな中で狙い目となるのが、冬場土日もロクヨン2往復体制となる中央西線の貨物列車だろう。確かに雪は少なく色味にも乏しいが、バックを飾る銀嶺が主役を引き立たせてくれる。
昨年3月改正までは、朝の6088レと昼の8084レの2本がロクヨン重連で運転されていた。 陽の低い時期なればこそ倉本〜須原〜大桑のハイライトを12時台に通過する8084レが美味しく頂戴できるが、朝の6088レはほとんどが山影。 結局確実に朝日を浴びる伊奈川鉄橋で待ち受けることが多かった。この日も、年末に1度、年始にも1度撮っているにもかかわらず、やはり朝はここに三脚を立てた。 凍てつく谷間に朝日が射し込み、赤い鉄橋が鮮やかに浮かび上がる。背後には糸瀬山のシルエットを中心に、左端には雪化粧した空木岳の鋭いピークが光る。 間もなく遠方の山懐に2灯のライトが光ると、重低音を響かせて、ファインダーに原色重連の山男が姿を現した。 こうして仕上がった写真を見ると、背後からの斜光線も悪くない。鉄橋の袂の桜が咲く頃などは反逆光の方が山影の中に花が目立ったのではないかという気もする。 残念ながら現在ではこのスジはEHに置き換えられてしまったが、代わりに午後のいい時間に8872レが新設された。 次の改正を乗り切れるかはわからないが、この冬中にどうにかコイツをカッコよく仕留めたいと思う。ただ、せっかく全機原色になったはずが、年末からなぜか更新機が1台復活。 「珍しい!」などと色めき立っている向きもあるようだが、個人的にはさっさと引退してリスクを減らしてもらいたいものである。 |
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