Memorial GALLERY


 2023.07.31

2022.07.31 浦本−梶屋敷 NikonD5 AFNikkor180oF2.8ED ISO200

例年7月と言えば梅雨がまだ明けきらず、水蒸気多めでスッキリした夏空が望めないことが多い。 今年のように早々に太平洋高気圧にすっぽり覆われ、連日酷暑のバリ晴れ続きという方が珍しいのではないだろうか…。 と思っていたが、手元の写真を見返すと、昨年・一昨年も意外に7月は好条件に恵まれ撮影に出掛けていた。 近い所では箱根登山に鹿島貨物、日帰り遠征ならえちごトキめき鉄道の455系などなど。 これまで、このサイト用に7月の写真を発掘するのはなかなか労を要する作業だったが、その負担も少しは軽減されるかも知れない。 ただ、7月の好天の反動か、ここ2年間はお盆の天気がほぼ全滅。今年はそうならないことを願うばかりである。

さて、今回は表紙にも出している昨年7月末のえちトキ撮影行から1枚。 455系の復活以来季節ごとに訪問しているが、いつもメインは午前中の妙高はねうまライン、関山−二本木の片貝から狙う妙高バックばかりだった。 正直午後の日本海ひすいラインは光線があまりよくないうえ、日本海沿いとはいえ国道8号線がピッタリ平行する複線区間。 風景的にきれいにまとめられる所も少ないし、線間にはタイガーロープが張られて被りつきも撮りづらかった。

ところが、今回沿線を流してみると妙に道床がスッキリしている。よくよく見るとタイガーロープが撤去されているではないか! ならば、午後の2往復目は手前1線はさんで編成を撮るには好都合。さっそく浦本−梶屋敷で線路脇に三脚を立てた。 真夏の午後の光線は、一瞬で肌が焼ける程に強烈に照り付ける。国道沿いで恥ずかしいこともあり、本気でスタンバイしたのは列車通過の20分前。 編成長、天地バランスを調整し、架線でピントを拾って準備完了!間もなく、甲高いモーター音を全力で響かせながら、急行色がファインダーに飛び込んできた。



Memorial GALLERYへ