Memorial GALLERY


 2023.05.13

2020.05.13 早川−根府川 NikonD5 AF-SNikkor300oF2.8VR ISO200

3年前のコロナ禍が始まった頃、政府の全国一斉休校措置に合わせて我が職場でもリモートワークや時差出勤が推奨された。 仕事の性質上リモートの恩恵に浴するのはなかなか難しかったが、日の出の早いこの時期の時差出勤=10時勤務開始はありがたかった。 いわゆる朝練してから家を出ても十分始業に間に合う。単独出撃で車で往復、ひっそり1枚シャッターを切るくらいならコロナ警察に摘発されることもあるまい。 以前のように燃えるブルトレはないけれど、最後の撮影シーズンを迎えるネブハヤの「湘南ライナー」と四国運用のPF貨物を狙うことができるではないか!

この日は安定した晴れ予報。小田原−根府川は回送扱いなので米神で正調マークを掲出してくれるかは運次第だが、まずは今季初チャレンジに挑む。 隠密行動にビクビクしながら細い路地を進むと、何のことはない、線路際には早くも数名の同士が三脚を立てていた。 200o前後で撮られた作例を多く見るこのカーブだが、イン側の架線柱が煩く感じるため、ここはサンニッパでアップ気味に切り取ることにする。

初夏の日の出は早く5時半を回ると線路に朝日が届き始める。まずは6時6分、四国からの5086レが原色PFを先頭にファインダーに躍り出る。 前走りの桃太郎で確認しておいたお陰でパンタもパツパツでフレームイン!続いて6時10分、続行で185系がトンネルから飛び出してきた。 マークを見ると、バッチリ鴎の水兵の横顔も凛々しい「湘南ライナー」の絵入りサインが輝いている。ビギナーズラックなのか、初挑戦で1発合格!? 人為的ミスだけは犯さぬよう、全力でD5のドライブを回し続けた。さて、今年も朝練シーズンが幕を開けた。 しかし…魅力的な被写体の少なさと仕事の多忙さにかまけて、全く重い腰の上がらない今日この頃である。



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