Memorial GALLERY


 2023.04.10

2022.04.10 川根温泉笹間渡−抜里 NikonD850 AFDCNikkor135oF2 ISO200

ちょうど1年前の今日は千葉県民の星、マリーンズの佐々木朗希投手が史上最年少の完全試合を達成した日である。そんな記念すべき日に、千葉県民の私は大井川鐵道に出撃していた。 狙いはE101による夜行列車。大井川鐵道では毎年4月半ばの土曜に長距離鈍行と銘打った電機牽引の客レを運転していたが、土曜勤務の私はいつも指を咥えてSNSに流れる画像を眺めているだけだった。 ところが今年はマルヨ運転。しかも最後のひとヤマは千頭着が7時頃、そこから折り返して新金谷までと、日曜朝のベッタリ光線で撮ってくれと言わんばかりのスジである。 そんなわけで、年度初めの疲れた体に鞭打って越すに越されぬ大井川を越え、青部入線・第四橋梁、そして第一橋梁の俯瞰と過去数年の鬱憤を晴らすかのような激Xラッシュをものにしたのであった。

一息ついたところで、次のターゲットはズームカー。 ただ、いつもならば湘南フェイスにマル普マークが魅力なのだが、この時期は何を思ったか妙なアニヲタ向け萌えキャラマークが付いて全てがブチ壊し。とても編成主体で撮る気にはなれなかった。 ならばと、第一橋梁を真横がちに俯瞰するポイントでいつもの御一同と三脚を並べる。10時過ぎ、微かなモーター音とともに、緑の南海電車がゆっくりと鉄橋上に姿を現した。

あれから1年、パーフェクトに押さえられたはずのバファローズはパリーグ連覇の上日本一を飾り、マリーンズは5位でシーズンを終えて監督が井口資仁から吉井理人に代わった。 一方の大井川鐵道は9月の台風15号の被害で家山−千頭間が不通となって現在に至る。当たり前と思っていた第一橋梁を渡る姿は現状では見ることが叶わない。 たかが365日、されど365日。1年先のことは誰にもわからないものである。大井川鐵道の1日も早い復旧を願ってやまない。



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