2023.02.27 |
2022.02.27 江ノ島−腰越 NikonD850 AFNikkor300oF2.8VR ISO200
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今年は2月に入ってからというもの天気と休みと被写体がなかなか合致せず、未だに納得のカットが仕留められていない。関東の冬はアホでも晴れるのではなかったのか!
そうこうするうちに頬を刺すような冷たい風はどこへやら、たまに寒気は南下するが縛れるほどの厳しさにならないまま、徐々に日暮れの時間が遅くなってきた。
もう春は目の前まで迫っている。DD重連に魅せられて常紋詣でで半月に渡って氷点下の道東を彷徨っていた学生時代とは、気候の面でも被写体の面でも隔世の感がある。
だが、思い返すと昨年も2月は苦労した。建国記念日を利用して釧路に飛び「DL湿原号」を撮影した他は 「水郡線復旧記念感謝号」の試運転も来る曇るにやられるなど成果はなかなか上がらなかった。そんな中苦し紛れに何度か江ノ電を訪れた。 折しも「鎌倉殿の13人」が程よく盛り上がってきた頃で、上総介広常よろしく千葉から鎌倉に馳せ参じたのであった。狙いは当然300形。 この日は藤沢方に付いているのを確認し、15時台のスジを腰越の併用軌道で待った。 しかし陽が伸びてきたとはいえまだ2月、路面には沿道の商店の影が落ち、切り位置はピンポイントになった。 仕方ない、腰越通りらしい看板などを入れながら、列車はやや小さいものの奥の一瞬陽が射し込むタイミングでシャッターを切った。 去年は「鎌倉殿」のお蔭で江ノ電訪問が楽しくなったのは間違いない。和田塚には和田義盛一族の墓があり、極楽寺は北条義時の三男重時によって建てられた。 この腰越も、平家打倒の手柄を挙げながら野心を疑われた源義経が頼朝に面会するまで留め置かれた場所である。撮影地に歴史あり。 一方で今年のチャラめなジャニーズ大河はどうもねぇ…。ま、撮影に出掛けても20時家必着という縛りがなくなったと前向きに捉えるとしよう。 |
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