2023.02.08 |
2004.02.08 金華−常紋(信) PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP(+1)
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SNS上のトレンドを眺めていると、「SL湿原号」の運転が始まったこともあり、北海道のキハ40がいつにも増して盛り上がりを見せている。
北の大地の雄大な銀世界に今なお現役の国鉄型気動車は魅力的だが、高校1年生で初渡道して以来30年近く白いヨンマルを見慣れた目には、
やはりタラコでないと大枚はたいて動く気が起きないのも正直な気持ちである。
石北・根室・函館山線・海線…etcで貨物やブルトレの合間についでながら最高条件でシャッターを切ったポジを見返すと、
今さら頑張って撮ってもその劣化コピーにしかならない気がして仕方ない(汗)。
そんなことを思いながらファイルを繰っていると、こんな1枚が出てきた。19年前の1月、新卒で就職した塾を辞め、時間を作って北海道に飛んだ。 大学卒業以来、職務多忙で二度と行けないと思っていた真冬の常紋峠にDD重連の貨物を追う。数日間の旅程で幾つかの撮影地を巡って最終日、金華寄りの150kpを目指した。 天気は最高!日曜なので朝の8557レしかないが、この条件で頂戴できるなら本望である。 林道の隅に車を寄せ、カーブミラーの脇から一度谷筋に降りて線路の築堤へ。構図内の雪原に足跡を付けないよう注意しながら丘の上まで雪中行軍した。 快晴・クリスマスツリーと文句なしのシチュエーションで、かつ8557レは原色が先頭! 大満足のお土産カットをモノにしてしばし、冷静さを取り戻した頃に音もなく2連のヨンマルが峠を下ってきた。 その後2時間余り粘って「オホーツク1号」まで撮影。今話題の被写体は、すでに19年前に美味しく頂戴していたのだっだ。 |
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